夏本番、東海岸も日差しギラギラがやってまいりました。
この時期にぜひぜひ食べたくなるのが今が旬のロブスター。
そしてこのロブスターの身や爪がゴロゴロ入った「ロブスターロール」。
サンドイッチとあなどれない夏のごちそうでございます。
さて、こちらがロブスターロール。
コッペパンのようなのホットドッグ・バンに溶かしバターを塗ってパリッと焼いたところへ、マヨネーズで和えたロブスターが惜しげもなく挟まれています。
ロブスターロールは1929年にコネチカットのレストランがメニューに加えたところ海岸線で広まったとか。
現在のホットドッグ・バンに溶かしバター、チョップしたロブスターのスタイルになったのは70年代。
ロブスター漁が盛んなロングアイランドなど東海岸地域で一般的になったのだそうで、なるほどの歴史でございます。
メイン州発のLUKE’SがNYに出店して瞬く間に大ブーム。
今やLUKE’Sのショップは10軒以上、後発組の専門店もあれよあれよという間にNY中に溢れました。
レモンやセロリ、スパイスなどを加えて店のオリジナル味を競っています。
中身びっちりなので大口を開けて頬張ります。
パンのパリパリ感としとっとしたロブスターのコンビネーションは大満足の味。
私のイチオシはホエールウオッチングで有名なマサチューセッツのケープコッドにあるJimmy’s。
フェリーの船着場にある、言ってみればどーってことのないカフェ。
しかしながらここのロブスターサンドイッチは我が人生でも一番と言えましょう。
何といっても主役のロブスターのプリプリ度が抜群。
なぜかアメリカで食べるロブスターって、茹ですぎでシコシコになっちゃったのが多いのね。
でもJimmy’sのは絶妙な頃合い。
刻んだレタスとのコンビネーションでごくシンプルながら絶品。
そして、ぜひ一緒に味わいたいのがニューイングランドクラムチャウダー。
使われるのはほとんどがチェリーストーン・クラム。
特大の二枚貝。
大ぶりに切ったクラムに玉ねぎ、じゃがいも、牛乳、生クリームでホワイトシチュースタイル。
トロトロ、こってりのチャウダーにオイスター・クラッカーをトッピングしていただきます。
ロブスターロールは普通のサンドイッチに比べるとお値段は2倍でちょっとお高めながら、これを食べなきゃニューイングランドの夏は語れませ~ん。
海風と一緒にぜひご賞味あれ~。
22 Luscombe Ave.
Woods Hole, MA 02543