今回のロシアのウクライナ侵攻は本当に心が痛みます。

古い話で恐縮ですが、2011年東日本大震災、福島原発事故の後にマンハッタンのアッパーイーストサイドにあるウクライナ・インスティチュート・アメリカでチェルノブイリ25周年のシンポジウムがありましたので参加しました。もちろん福島原発の事故のことも多く語られました。

記憶を辿ってですので若干不明瞭はところはご容赦ください。

パネラーは実際に事故当時チェルノブイリに住んでいた方、絵本にした方、被曝が原因と思われる子供支援の医療団体などでした。

実際その当時の写真なども紹介されました。

チェルノブイリに住んでいたウクライナ人男性は事故当時子供だったそうです。後にご姉妹、お母さんは癌にかかられたとのことでした。

子供さんの健康被害を気にしたお父さんがアメリカに移住させたのでした。淡々と当時の状況やご家族のことを語られたのが印象的でした。

被曝が原因と思われる心臓障害が発生した子供も多く、ニューヨーク近郊の団体が医療のサポートしていました。

ただ、その土地に残って農業を続けていた高齢の方もいらっしゃったと紹介されました。

原発近辺では野生動物が爆発的に繁殖したり、樹木に異常が発見されたという報告もあったと記憶しています。

今回のウクライナ侵攻でチェルノブイリの名前が上がってきました。

まだまだ終わっていないのです。あってはならない悲惨な事が2度と起こらないように祈るばかりです。