photo: ©American Ballet Theatre Scene from Swan Lake photo by Rosalie O’cconor
毎年、これを観ないわけにはいかないのがABT(アメリカンバレエシアター)。
今年は残念ながら一演目だけ。
とはいうものの、どうせならということで「白鳥の湖」をチョイス。
初演から140年以上も綿々と演じられた古典中の古典、お約束の見どころが満載。
ダンサーはイザベラ・ボイルストンとダニール・シムキン。
ボイルストンって、脚がすごく細くて、抜群のバランスなんでございますよ。
白鳥というより、丹頂鶴みたいにも見えちゃいました。
針金人形のように自由自在に体をクネクネ、関節や骨はどうなってのかしら?
どうやったらこんなポーズとれるんでしょう?
美しい、綺麗、鮮やか、美辞麗句を百万並べたいほどなのでございます。
誰もが期待するのは特に第三幕。
ボイルストン演じる黒鳥の32回のグランフェッテ、回る回る。
王子を演じたシムキンの跳躍の高いこと高いこと、おまけに着地がピタ!
もうウルトラC級の超技巧の連続に拍手喝采、大満足。

ダニール・シムキンとイザベラ・ボイルストン
もう一つの見逃せないのが白鳥の群舞。
終幕の湖のほとりにシーンのダンサー達が本当の白鳥のようにも見えてくるほど。
後ろ姿が素晴らしく美しい、そして幻想的。
観終わった後、ついついポーズを真似してオデットになりきった一夜でございました。