アメリカ東海岸で、夏の味覚といえば、ロブスター!
海水の冷たいアメリカの東海岸からカナダにかけてが、身の引き締まったロブスターの産地ですね。
ちなみにフランス語では、オマール海老といいます。
よくフランス料理にある「オマール海老のうんちゃらかんちゃら」は、ロブちゃんのことです。
てことで、ロブスター祭、いってみましょー!
料理人は、週刊NY生活編集長の三浦良一さんです。
ぱちぱちぱち。
NY情報を満載した週刊NY生活発行のために昼夜を問わず働く三浦編集長ですが、じつはお料理も得意。
今回のロブちゃんですが、三浦さんがチャイナタウンで活きたものを購入してきて、アイスボックスで搬入してくれました。
今日のタスクは
「7人分のディナーにするロブスターをどう用意するか?」
です。
まず気になる問題。
ロブスターは何分茹でるのがいいのか?
じゃーん、調べてみました!
ロブスターの本場、メイン集のサイトLobster from Maineによると、こうです。
メイン州の人がいうんだから、間違いない!
1パウンドは、453グラムです。
1パウンド 8分
1.25パウンド 9~10分
1.50パウンド 11~12分
1.75パウンド 12~13分
2.00パウンド 15分
これ以上の大きさのロブスターは大味で美味しくないので、推奨しません。
ロブちゃんは大きすぎないほうが美味しいですよ。
まず一匹まるごと入るサイズの鍋に、塩をひつかみいれ、ぐらぐらとお湯を沸騰させます。
—何分茹でるんですか?
「10分ですね」
とのことで、生きているロブちゃんを入れて、すばやく蓋をします。
ロブ、ごめんよ!
なおスイスでは「甲殻類は失神させてから調理しなくてはならない」ことが義務づけられていますので、スイスではこの調理法はできません。
今回の問題は、茹でるロブスターの個数が7つと多いこと。
まずいったん全員分を茹でて、山盛り待機させておきます。
どんどん積まれるロブスター山。
茹でている間に、前菜用の大きなブラックタイガー海老に、串を打って、塩をふり、オーブンで焼きます。
オーブンの音頭は、375度です。
どどーん!
エビ山の出来あがり。
まずはアペタイザーの蒸しハマグリ、グリルした大海老、ムール貝、サラダからいただきます。
そしてロブスターは食べる直前に、ひとつずつ電子レンジで1分半ほど加熱。
これでアツアツが食べられます。
レストランではシーフードの盛り合わせとして、冷製で出てくることもありますが、わたしは、やはりアツアツが好き!
ポン酢とワサビでいただきます!
おおー、身がぷりっぷりで美味しい!
アメリカのレストランでロブスターを食べると、茹ですぎてバサバサであることが多いのですが、今回は完璧な茹で方。
やはり茹で時間がカギですね。
美味しいですー!
そして身に詰まったミソや小さな肉は掻きだして集めましょう。
ポン酢に混ぜておきます。
そしてお茶碗にもったごはんにオン。
ロブスターお茶漬けの出番です。
ここでは、ハマグリを茹でた汁を使ったので、より海の旨味が凝縮された味に。
うみゃ〜〜〜!
ロブスターのミソが濃厚でよい出汁になるので、ほうじ茶などでお茶漬けにしても充分美味しいはず。
日本人としては、これが最高ですね!
ぜひ夏の味覚をお楽しみ下さい!