私はジョン・レノンの大ファンだ。

彼の音楽、そして彼が訴えてきた思想を思うと胸が熱くなる。
そして長年、平和活動を続けてきたオノヨーコさんを、戦争反対の私は尊敬している。

その2人を親として、ジョンの誕生日と同じ10月9日に生まれたショーン・レノンにも、やはり私はハートを奪われた。

彼のソロ・アルバム「フレンドリー・ファイア (Friendly Fire)」を聴くと、あまりに焦がれ心が締めつけられるので、聴くのをおさえているほど! この家系には弱い。

そんな憧れのショーン・レノンを目前で、小さな舞台の最前列で見れたのだ!

Mystical Weapons! ショーン・レノンの右手あたりに著者。 PHOTO : Noan Major

ショーン・レノンが率いる新しい3人ユニット、Mystical Weaponsは、サイキデリックな試験的ミュージック・プロジェクトだ。

2013年1月12日、アルバム・リリース・ショーとしてショーンが選んだのは、NYブルックリン・ウィリアムズバーグの「ビッグ・スカイ・ワークス」という小さなイベントスペース。

前売り券10ドルという何とも良心的な値段で、夢のような音楽体験を味わえた。

Martha Colburnがステージ壁に映像を映写し、個性的なドラマーGreg Saunierがドラミングする空間で、ショーン・レノンが多種の楽器を駆使していくアートフルなショー。

ラップスチール・ギター、アルベジエーター搭載シンセサイザー 、テレミンなどなどに愛をそそいでいく目の前のショーンは、まさにジーザス・クライスト、神となり。

Oh my GOD うっとり すっかり 魅了されまくり。

Mystical Weapons ショーン・レノン/著者の携帯撮影

それに彼は、なんと、フラッキング反対の活動家なのである!

じつは私も。
これは、ますます彼に惚れこむ要因だ。

フラッキングとは、天然ガス採掘のため採掘坑に有毒な化学物質水を流し込む水圧破砕。環境汚染。

フラッキングされた土地近郊に住む人たちの水道水は濁り、ライターを近づけ水栓をひねると火が灯る様子は、2010年度アカデミー賞ドキュメンタリー部門ノミネート作品『ガスランド ~アメリカ 水汚染の実態~』(ジョシュ・フォックス監督)でも描かれた。

Artists Against Frackingを立ち上げたショーン・レノン

ショーンは、フラッキング反対のアーチスト団体Artists Against Frackingを立ち上げた。
前々からフラッキングに積極的に反対声明してきた俳優マーク・ラファロ以外にも、多くの著名人らが賛同。

ポール・マッカートニー、レディ・ガガ、スティーブン・タイラー、アン・ハサウェイ、ヒュー・ジャクソン、ロバート・デニーロなど200名以上のアーチストからの反対声明を集めたのだ。

そして「Don’t Frack My Mother」というプロテスト・ソングを作り、母親オノ・ヨーコさんと共にテレビ出演して歌で訴えたり、親子でいろいろ活動する姿はじつに微笑ましく美しい。

フラッキングで濁った水道水を抱えるオノ・ヨーコさん、 ショーン・レノン、スーザン・サランドン

今年1月17日、ショーンは母親ヨーコさん、女優スーザン・サランドン、マハトマ・ガンディーの孫アラン・ガンディーらをひき連れて、NYからバスでペンシルベニア州のフラッキング被害者らの実態を見に向かった。

フラッキング被災地からニューヨーク知事クオモへのビデオ・メッセージ

IMAGINE THERE’S NO FRACKING

 

NY知事アンドリュー・クオモへ「Don’t Frack New York!(ニューヨークをフラックしないで)」と著名人らが声をあげ、市民たちがプロテストを続けている。

再生可能エネルギーへシフトしよう!という声が高まっているのだ。

私たちのきれいな水や空気や健康を守るために活動を続けてくれるショーン・レノン、ありがとう!

Mystical Weapons release show on 1/12/13

ショーン・レノンのレコードレーベル・サイト
http://chimeramusic.com/

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