アメリカでも日本のアニメやカワイイ文化は人気ですが、なかでもニッチでマニアなファンがついているのが、ロリータ・ファッションの世界。
マンハッタンにあるブティック、TOKYOREBEL(トーキョー・レベル)で、7月にロリータのお茶会があったので潜入してきました。
じゃじゃーん!
うわ、すごー!
店内アメリカン・ロリータばかりです!
面白いのは、かなり年齢の幅があって、けっこうみなさんが独自の工夫をしている人がいること。
断トツに目を奪われたのは、シェリさん。
どうです、このキャラだちぶり!
ご自分でも「イケメン・モード」というブランドを立ちあげているのだとか。
すごいブランドネームですわ、それ!
メガネやヘアスタイルの合わせ方に、なみなみならぬオリジナリティを感じさせます。
こちらもすごい瞬発力!
エイミーさん。
彼女もニュージャージーに自分の店を持っていて、それが日本のサブカルを扱う店なのだとか。
その名もsugee。
「すげー!」という意味らしいです。
いや、これふつうに「すげー」とは読まないでしょ、英語だったら「スギ-」と発音するでしょ。
もはや海外での日本語、たいへんなことになっています。
昔は(というか今でも)日本ではへんてこりんな英語のネーミングがあったものですが、今や海外での日本語も充分おかしな感じで広まっているってことですね。
エイミーさんに
「その格好でニュージャージーから来たんですか?」
と尋ねると、
「そうよ、他人がどう思うかなんて、全然気にしないわ」
と堂々とした答えが返ってきました。
そこがニューヨークの良いところよ。
どんな格好をしていたって、またひとり変なやつがいるってくらいで、誰も気にかけないのよ」
日本のロリータ・ファッションだと、フランス人形のように仕上げるといった暗黙のルールがあるもので、ヘアでもメイクでも一定の型があるもの。
ところがニューヨークはなんたって他民族都市、各人がロリータ・ファッションの好きな要素を、自分の好きなように取りいれているのが面白いところ。
さらに「今日の着こなしポイント」についても、みなさん独自のテイストを誇っていて、
とか、
など各人が堂々とテーマを語っているのが、興味深いところでした。
ニューヨークのみならずコネチカットやニュージャージーなど、周囲の州からも訪れて来ている人もいて、ロリータ・ファンの熱心さを感じさせます。
全体に年齢層は高く、ウォールストリートで働いているビジネスウーマンや、学校の先生など、わりと堅実に収入がある人たちが多いのも特徴でしょうか。
決して安くはない服装ですから、むしろ収入が確実な方たちのファッションといえるかもしれません。
多くの人たちがロリータ・ファッションについて知ったのは「オンラインから」と答えていました。
アニメなどをグーグル検索していた時に、たまたまオンラインでロリータ・ファッションについて知ったといったように、思いがけない発見も多いようです。
みんなが並ぶと壮観です!
もはやカオス!
ニューヨークのロリータ・ファンたちには、ますます独創的にロリータして欲しいものです!
住所: 158 Allen St, New York, NY 10002
電話: (212) 460-9100
黒部エリのホームページはこちら ブログ「エリぞうのNY通信」はこちら