短期留学中に「歌いながら発音の基礎を学ぶ講座」を取った洗足学園音楽大学の学生たちとポペノ先生

【 日本人のカタカナ英語発音とは? 】

ある日本人女性がこんな発音の悩みを口にしていたことがある。
飛行機で「ホット・ティー」を頼もうとしてスチュワーデスにいっても、毎回通じずになぜかコーラを出されてしまうのだ、と。

注文したものと違うものが出てきてしまうというのは、海外旅行をしたことある人なら、おなじみの「あるある」のはず。
かくいうわたしもNYに来た当初はタクシーで場所を告げると、まったく違う住所のところに着いてボーゼンとしていたものです。

では、なぜ「ホット・ティー」なんていう簡単な単語が通じないのか?
なんでまた「コーク」と誤解されるのか?

わたし自身、アメリカ生活は長いものの、その理由にはまるっきり気づいていなかったのです。
ところがジョシュア・ポペノ先生の授業を受けて、初めて眉間をガッキーン! と痛打されたようにわかったんですよ。

そこには明確な理由があったのです!

日本で英語を習ったわれわれの上には、もれなくカタカナの呪いがかかっていたのでした!
上記の問いにバシッと正解できなかった人は、ぜひとも英語の「発音」について学んでみる価値ありです。

日本人に特化した発音矯正クラスを教えるジョシュア・ポペノ先生。

ポペノ先生のクラスがあることは前々から知っていたのですが、「効果があるんだろうか」と、ずるずる先延ばしにしていたわたし。

そこを「いや、このままじゃいかん」と一念発起して通い始めたところ、これがびっくり、もう目からウロコ百枚落ち!

「えーッ、そんなこと、日本の学校で教えてくれなかったじゃんー!」
「しまった、もっと早く受けるんだったー!」

と叫びたくなることばかり。

知る前と知った後で、ガラッと世界が変わることってありますが、マジでそれ

発音矯正といったら、RとLの発音の違いのことかと思うじゃないですか。
違うんですよ、まるっきり違うんです。

たとえRとLを正確に発音できたとしても、他の母音や子音、あるいはリズムが違っていたら、ネイティブには通じないんです。

「日本人の口の動きは、日本語の発音には完璧になっています。まったく意識しなくても日本語を正確に発音できる。
けれども英語を話すときは、英語の発音をできるように、口を動かさなくてはならない。
口をどう動かしているかという新しい筋肉の使い方を覚えなくてはなりません」

と説明するポペノ先生。

懇切丁寧に口の使い方を教えてくれ、クラスは和気あいあいとした雰囲気

「日本語の発音は母音と子音が必ずワンセットになっているけれど、英語は違います。
アルファベットはたった26文字しかないのに、音は日本語の50音よりずっとたくさんある。
母音だけで16音あり、二重母音もあるし、子音だけの発音もあります。
その動きを繰り返して、筋肉の記憶に叩き込む。
このクラスはいわば口の振り付け、あるいは口のヨガなんです。
フィジカルに口の動きを覚えていくということです」

もう日本の文部省に連絡して、日本の英語教育には、このメソッドを取り入れて下さい! と進言したいくらい。

英語を習う前にアルファベットで表記法を習うのを止めろ、といいたい。
小学校から、このポペノ・メソッドで発音を習ったら、世界のトップに立つ人材が輩出できるのに!

「日本語では必ず舌と顎が同時に動くけれども、英語では顎を動かさないまま舌だけを動かす、あるいは唇だけを動かすという発音があるのです」

顎を動かさないで、舌だけを動かす?
できますか?

できないよね。
日本語にそんな口の動きないんだもの。

あるいは唇の形を変えることで、音を出す。
日本語にはない動きです。

いったいどんな感じなのか、一例を示しましょう〜!

「Go Home」という、とてもシンプルな言い回しです。
でもカタカナの「ゴーホーム」ではなくて、正確に「Go Home」というのは、なかなかにむずかしいのですよ。

どうでしょう、できましたか?

「なに、このふしぎな唇の動きは!」とびっくりした人も多いのでは?
あなたの中学の英語の先生はこんな発音していましたか?

実際にやってみると、むずかしいです。しかも口の周りの筋肉が疲れる! ぐったり!

「ある生徒は受講してから、口の周りの筋肉を使うようになって、シワやたるみが改善されたと喜んでいましたよ(笑)」

おお、いいですね、それ。
アンチエイジングに役立てるアメリカン英語!

では先ほどの唇の動きで、いろいろ単語を練習してみましょう〜!

これだけで口のまわりが筋肉痛になりそうです。
しかしレッスンは母音の発音の仕方だけじゃありません。

「発音には母音、子音、リズム、コネクションの4つの要素があります。
どのひとつが欠けても、ネイティブには通じない発音になってしまいます。
人間は生まれる前にお母さんのお腹にいる時から、周りの音を聞いていて、言葉の意味がわからない時から、そのリズムに慣れているわけですね。そのリズムに合っていれば心地良い。
人間は喋ることができるずっと前から音に親しんでいるんです」

なるほど、たしかにコトバを知る以前に「音」「リズム」がまず体に滲み通っていますよね。

そのため月に4回のレッスンを、4ヶ月をかけて学ぶコースになっています。
授業に出るだけでは、すぐさま上達するというわけにはいかず、自宅で練習をしないと上達はしません。

「むずかしいと思って、むずかしい、むずかしいと口にしてしまうと、もっとむずかしくなってしまいます。
ですからIt’s new to me(これは新しい!)と思うことが大事です。
楽しんで学習して下さいね」

……は、はい(汗)

といっても実際のクラスは、先生がエンターテイナーのように歌ったり、踊ったりしてみせて、笑いが絶えないのです。
誰でも楽しみながら学べます。

【 ミュージシャンだから編み出せた発音のスペシャリスト 】

ジョシュア・ポペノ先生はもともとがミュージシャン。
日本に16年滞在したという経歴があり、だからこそ日本人特有の発音の問題をわかっているのです。

アメリカに生まれて、父君がPeace Corps(平和部隊:アメリカ合衆国が運営するボランティア団体で、隊員を発展途上国に派遣して現地の支援を行う)であったため、マレーシアに赴任。

幼いジョッシュ少年がマレーシアで魅了されたのが、さまざまな民族の人たちが話す言語の響きだったそう。
中国語やインド語やマレー語、そうした違う言語の響きに興味を引かれたそうです。

そして10代ではイギリスの「サマーヒル」というフリースクールの発祥である学校で四年間寄宿生活を。
この学校は子供たちが自分たちで采配するという学校で、学校からの強制や規則なく、子どもたちが自分たちで自治していくという校風なのだとか。

ジョッシュ少年が4年間過ごしたフリースクール「サマーヒル・スクール」での日々を写真に撮って本にまとめたもの。 17歳で本を書くとはクリエイティブ!

「ここで自分の精神が築かれました。自由に、クリエイティブに何かを作るという精神の土台が作られました」

そしてミュージシャンになってサンフランシスコに住んでいたものの、父親から「海外に住んだらいいのに」といわれたコトバがインスピレーション源となって日本に移住を決意。

1981年単身日本に。その時点で「日本に行ったら、なにがなんでも5年は住もうとコミットしていた」とか。
そして京都に2年滞在。その後は東京に移住。

「ひらけ、ポンキッキ」で歌を作曲したり、コマーシャルソングを作ったり、作詞作曲、DJ、声優、さらに英語教材のナレーションや、企業の重役や歌手や役者の英語発音の矯正指導もして幅広く活動。

日本でミュージシャンとして活躍。バンドの仲間とパフォーマンスする80年代のジョッシュ。

さすがミュージシャンだけあって、ポペノ先生の音を聞き分ける能力と再生してみせる能力はずば抜けています。

たとえば即興で「老人の声」も演じられれば、「子供の声色」も簡単に演じのけてみせるし、はたまた「インド人が喋る英語」「日本人が喋る英語」も、驚くほどうまく模倣してみせるのです。

もはや発音のアクロバット術士! まさしく「声の専門家」! 

日本では「ジョニー・ヴォルケーノ」としてロケンロールを披露!

そんなジョッシュさんが、「新たに成長したくなって」転機が訪れたのは1998年のこと。
イトコがグリニッジビレッジにあるアパートを買うのを勧めてくれたのをきっかかけに、NYに移住することに。

「その時の気持ちのなかでは50.1%はアメリカに行く、でも49.9%は日本に留まっていたいと思っていましたね」

そしてNYに定住し始めて、新たに打ち立てたのが、日本人に特化した「発音矯正」のメソッド。

ジョッシュさんが16 年間日本に住んでジャパニーズイングリッシュに詳しい経験によって編み出してきたもの。

日本でバンド仲間と演奏。 プロのミュージシャンであり、日本に住んだ経験が、ポペノ・メソッドの基礎に。

「発音というのは、歌うことの違う形態です。
音の出し方、リズムの取り方を、日本人にとってわかりやすいコツを伝授するようにしているのです」

発音クラスを始めてから12年になるそうですが、つねにクラスには新しく、よりわかりやすい方法が取り入れられています。

 

【アジア人の特徴、チョッピーな訛りってなに?】

日本人の多くが「一年もアメリカに居たら英語がペラペラになるだろう」と考えているでしょう。
ずばり違うんですよ。そんなに世の中甘くないです。

アメリカ駐在の偉い肩書きの人たちですら、文章は完璧ながら、発音がカタカナのままの人はゴロゴロいます。

移民が多いNYでは訛っていても慣れてくればなんとか通じるし、働けるし、暮らしていけるのです。

たとえば「キル・ビル」でルーシー・リューが
「ヤッチーマイナー!」
と叫ぶ時、日本人であれば「やっちまいな」というセリフをいっているのだろうと推察できるでしょう?

キル・ビルのオーレン。

しかしながらあれではあまりにたどたどしいし、イッパツで通じなくて聞き返されることだって日常茶飯事です。

「日本の英語教育は、読み書きに重点が置かれ、効果的な発音トレーニングを受けられる機会が限られていますね。
そのために教養の高い日本人の多くが、正しい英語の発音に基づいた英会話を苦手としていて、もったいないと思います」

このクラスで徹底的に習うことのひとつが、日本人の弱点であるチョッピー(ぶつ切り)な発音
これはわたしも授業を取って初めて知りました。

チョッピーというのはブツブツ切れるような話し方のこと。

で、このチョッピーな喋り方というのは、じつは日本人のみならず中国人も韓国人も共通するアジアっぽい訛りなんですね。

だからあまりにチョッピーな話し方だと、なにかこう「親族に頼って移民してきた」「ボートから下りたばかり」みたいに響いてしまうわけです。

日本で何年も英語教育を習ってきた身としては、チョッピーな訛りは直していきたいもの。

「ポペノ・メソッドの目的は、一回で通じる英語を話せることになること。
ネイティブのように喋れるようになるということではありません。
通じる英語を話せるようになるということです」

日本のテレビでも外人タレントがたくさんいますよね。
彼らが話す日本語はたしかに「ガイジンだなー」とわかるけれど、ちゃんとテレビで放映できるだけ日本語の発音が通じる。そういうことです。

「アメリカ旅行に連れてきた11歳の子どもに、親御さんから頼まれてレッスンをしたことがあるんですが、子どもの上達は早かったですね。
すぐにマネして発音していました」

一方、アメリカに40年間も住んだ80歳の老婦人がレッスンを取ったことがあり、その方は40年目にして「そうだったのか」と初めて合点されたそう。

「日本人の発音はどこが訛っているのか?」とわかった時点で、大きな進歩でしょう。

歌いながら発音を学ぶクラスもあり、ポペノ先生作詞作曲のオリジナルソングを歌いながら発音矯正を。

 

人間、年を取るほど筋肉は堅くなりますよね。

わたしの後悔でいえば、なんで10年前にクラスを取らなかったんだろうということです。

だとしたら今この時点、あなたが将来のどの時点よりも若い今、取りかかるのに越したことはありません。

「モチベーションが違う人は上達の仕方も違いますね。ある女性は仕事のプレゼンテーションのためにどうしても発音をよくしたかった。
強いモチベーションがあるので、その人の上達の仕方には感心しました」

【 世界一の発音矯正を 】

NYを拠点にして世界の舞台で活躍しているオペラ歌手の田村麻子さんはこのクラスを取ったひとり。

「大学時代からいろんな先生の英語ディクション(舞台発音法)クラスを取ってきた私から見ても、彼のレッスンは新しい発見に満ちており毎回のクラスが楽しみでした。
アメリカ人でありながら日本語、日本人メンタリティーにも造詣が深いと言う先生は滅多におらず、日本人生徒にとってどんぴしゃりのクラスをして下さると言う意味でとてもSpecialでした」

NYを拠点にして活躍するオペラ歌手、田村麻子さん

 

他にも実際に受講した生徒さんたちの声を聴いてみましょう〜!

「ネィティブスピーカーの真似をしようとしても、どこが違うのか、どうすれば正しい発音ができるのかわからなかったんですが、先生のクラスを受けて、自分の発音のどこが違うのか、どのように口や舌を動かして音をだせばいいのか理解することができました。
大きな発見は、英語をリズムで話すことの大切さ。
正しく発音をするだけでなく、リズムをつけて話すことが大切であることを感じました」

(在米3年、わかこさん)

まさにその通りで、たとえNYに住んで、アメリカ人の発音に接してはいても、では自分がどう訛っているかはわからないもの。
どう口を動かすのかを知るのは一大発見です。

「英語の発音をするためには今まで使ったことのない筋肉を使わなくてはならないことや、単調な日本語の話し方と違い、英語には独特のリズムと抑揚があり、それがとても重要であることを学んだのがよかったです。
以前よりも英語の発音が良くなっただけでなく、ヒヤリング能力がUPしたので、本当に良かったと思います」

(在米3年、ゆみこさん)

ことにアメリカに来たばかりの人にもお勧めしたい理由が、これ。

耳が慣れるんですね。
日本人の耳には同じ音に聞こえるものでも、クラスを取って初めて「この音と、この音は違ったのか!」と発見できますから。

一方、在米歴が長いひとにとっても大きな発見があったといいます。

「長年ニューヨークに住んでいると、英語で何となく話は通じるようにはなりますが、どうしても伝わらない単語が幾つかありました。
クラスを受講して、今まで無視していた発音記号の存在を再認識したことが大きいです。
またどれだけ自分がジャパニーズイングリッシュを喋っていたか分かりました。
さらに周りの英語が喋れていると思っている日本人にも、訛りがあることもわかるようになりました。
友人に勧められて始めましたが、本当に良かったと思います。
すぐにネイティブのように喋れるようになるとは思いませんが、意識するだけでも少しずつ違ってくるかなと願っています」

(在米28年 じゅんこさん)

またNYを拠点にしたバッグデザイナーである中野和代さんも、このクラスを取ったひとり。
長年NYに住み、英語でビジネスをこなしてきている中野さんでも英語を話すことと、発音を正すことは違うといいます。

NYを拠点として活躍するバッグデザイナーの中野和代さん。

「今までアメリカ人の先生について英語のアクセントの矯正の個人レッスン、クラスなどを取ったことはあるのですが、その努力の結果をなかなか出せずにいました。
今回ポペノ先生のクラスを実際にとって、さっそく確実な進歩を感じています。
それは日本人が英語を発音する際の弱点を深く理解した上で、日本人向けの実用的かつ効果的な特別なメソッドを用いておられるからだと確信します」

つまりふつうのアメリカ人の先生だと、たしかに「正しい発音」は教えてくれても、なぜ日本人が揃いも揃って、Go homeが「ゴーホーム」になっちゃうのかわからないし、Hot teaが「ホット・ティー」になるのかもわからないし、だからどうしたら直るのかまでは指導できないんですよね。

実際にクラスを取った人は「取ってよかったー!」というのが感想だと思いますが、こればかりは実際に授業を取ってみないと、わからない。

これはダイビングをやってみる! みたいなもので、実際にやってみないと、その「おおおおお!知らない世界ー!」な感覚は経験できないのですよ。

 

発音の神様、ジョシュア・ポペノ先生。試してガッテンのクラスです!

ということで、アメリカに住んでいる方、留学する方、駐在する方はマストで取って間違いなし!

ポペノ・メソッドには「シンガーのための英語の発音矯正クラス」もあって、こちらでは歌を歌いながら発音矯正を習うので、ミュージシャンにはお勧め。

さらにオンラインでも受けられるビデオ授業もあります!

日本の中高生たちが、この授業をオンラインで受けられるようになったら、日本の将来はガラッと変わると思いますよ。

詳しいクラスの日程は、ウェブサイトでチェック下さい。
ぜひ世界一の発音クラスを試してみましょう!

 

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