2010春夏NYコレクションで多く見られたのが、化粧していないようにヌーディなメイクアップ。

ちょっと前までラメがきらきらだったり、唇をパーリーなグロスで光らせたりするギャル顔が流行ったものだけど、世界の流れは「無造作」「ノンシャラン」にむかっているもよう。

NYコレクションでは、一見「なんもしていない」風に演出されたメイクがバックステージを席巻中。

化粧をしているのに、していないように見せるテクニック。
これならすぐにでも街に応用できそうな「素顔メイク」をご紹介です。

【 ラグ&ボーン × グッチ・ウエストマン 】

まさに「化粧していないようなメイク」を見せてくれたのが、ラグ&ボーン(Rag&Bone)のメイクアップを担当した巨匠グッチ・ウエストマン。

ラグ&ボーンはデービッド・ネビル(David Neville)とマーカス・ウェインライト(Marcus Wainwright)によって立ち上げられたブランド。

メンズとレディースをともに展開していて、女子の間でもモノトーンを中心にメンズライクな辛口スタイルが人気に。

そしてレブロンと契約しているグッチ・ウエストマンはメイク業界のカリスマ。
ファッション撮影やコレクションで活躍する売れっ子。

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Gucci Westman / PHOTO : Chito Yoshida

グッチはじつはデービッド・ネビルの奥さんなものだから、服とメイクアップの息が非常にあっているというわけです。

エドワード朝様式にインスパイアされたという春夏コレクションは、アーミー放出品のようなカーキグリーンのジャケットや、ジャージーのパンツが印象的。

その世界にあわせてグッチは、無造作なナチュラル・メイクを演出。

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Rag & Bone / PHOTO : Chito Yoshida

マットとシャイニーを組みあわせて、マットなブラウンのシャドーに、まつげの際には光るゴールドのシャドーをオン。

チークには色味のない光るチークを入れ、いっぽう唇はマットなヌードに。
光り×マットの掛け合わせが絶妙!

ボーイッシュでいながら、どこかセクシーなフェイスが出来上がりです。

【 ジル・スチュワート × フランクB 】

ガーリーを代表するブランドといえば、ジル・スチュワート。

2010春夏コレクションでは80年代の人気歌手シェールをイメージした、ロックでセクシーなスタイルを披露。

メイクアップを担当したMAKE UP FOR EVERのフランクBは、ロック少女のイメージをクリエイト。

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Jill Stuart / PHOTO : Chito Yoshida

上下のアイラインの目尻側だけにアイラインとアイシャドーを施して、スモーキーな目尻に。
肌はライトでヌーディな仕上がり。
唇もヌードのマット・リップ・ペンシルで、ほぼ色味なし。

ちょっと小生意気なイメージがかわいい!

これならすぐに街でも取りいれられそう。
タフ・ガール・シックな服に、この目元を合わせてみては?

【 マランドリーノ × トム・ペシュー 】

フェミナンで大人の色香を引きだしてくれるマランドリーノ。

2010春夏コレクションでは、スーダン、サハラ、ペルー、ポリネシアの四つの部族をイメージした世界を創りあげて、トライバル・シックを提案。

超有名メイクアップアーティストのトム・ペシューが創りあげたのも、ちょっとプリミティブな匂いのするメイク。

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Malandrino / PHOTO : Chito Yoshida

頬にはMAC Pro Sculpting Powderを指先でつけて、日焼けした頬を演出。

そして口もともMAC Lip Pencilのチェストナット色(Chestnut)を指でラフにつけて、プリミティブな感じに。

ポイントはたっぷりつけたマスカラが乾かないうちに、わざと指で目蓋に押しつけて、にじませているところ。

わざと汚したマスカラがエッジイで、ワイルド風味。

このまま街で応用できるメイクではないけれど、ロックのライブに行く時に、わざとこうやって「汚れ」にしたメイクをしていったら、カッコよさそう。

というわけで、どこまでも人工美を追求する「アゲ嬢」とは真逆に、わざと素顔仕立てにするのがトレンドに。

次の春にはヌーディな素顔メイクで。
たんに手抜きにならない、よくできた無造作を取りいれてみて下さい、プリーズ。

Featured Photo by kinkate on Pexels.com

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