スポーツ

錦織の気持ちとATPファイナルズの出場権

錦織圭の挑戦と可能性はまだ続く。

錦織圭は上海で頑張っている。

日本の楽天ジャパンオープンテニスの直後に場所を中国に移動して参加した上海ロレックスマスターズだ。

この記事がアップされた直後には(10月12日)セミファイナルの試合で強敵フェデラーとの対戦となるので、このワクワクする状態もまた長くは続かないのかもしれない。

フェデラーとの対戦は、ユニクロ対決となるわけで、ユニクロとしては嬉しいに違いない。

そして錦織ファンとしても錦織自身に苦手意識の高いジャコビッチやこの間の楽天ジャパンオープンテニスの決勝で試合に負けただけでなく、テクニカル的な部分でも勝っていたと思えるメドベージェフと対戦するよりはよかったわけで、上海ロレックスマスターズセミファイナルは、

もしかして、もしかするかも?

と、勝つイメージは作れている。

それは不調だった昨年に比べたら考えられない程の復帰を果たしている、ということだ。

今年は大きな大会でも

「優勝するかもしれない?!」

というとんでもないハラハラ感だって何回も体験済みだ。

特に、9月にニューヨークで行われた全米オープン以来「勝てるかもしれない」というイメージはきっと、テニスファンだけでなく、錦織本人も味わうことができているのではないか、と思えるところが、凄いのだ。

スポーツは勝てるというイメージが何よりも大切だから。

実際に試合にはここぞというところで負けてしまい、しかもそれが、あり得ない余裕で勝つことができたかもしれない相手が続いているだけに残念なのだが、しかし、この

「もしかして優勝もありかな?」

と言う部分で、錦織圭も十分にそれを感じている、というところは、やはり勝負の世界では大きいと思う。

真面目なテニスの分析になるとそれでも勝利を得るには精神論だけでは成り立たないのが事実であり、フランスのモゼールオープンや楽天ジャパンオープンで負けてしまったのは、やはりメンタルだけでは不十分で、スキルや体力が追い付いてなかった、ということになる。

が、大きな前進だと思う。

なかなか「メンタル」「スキル」そして「体力」この3拍子そろうことができないのが、テニス選手として身長もそんなに高くなく、スキルとしても足りないところがある錦織としての弱みであり、これからの錦織の課題でもあると思う。

しかーしだ。

そこで例え実際のトーナメントでの優勝を逃したとしても、今錦織が頑張っているのは「ATPファイナルズ」の8位以内に食い込むということで、テニスオタクとしては、ポイントを見ているだけでもまだまだ十分にその可能性はある、ということ。

だから応援したい。

大坂なおみは新星としてぐんぐん実力も上げ現在勢いに乗っている。

既にシンガポールで行われる「WTAファイナルズ」出場権を得た現在は調整中だ。

つまり、大坂なおみは今年の目標としていた「WTAファイナルズ」に参加するという目的が果たされた今は、もうトーナメントに出てポイントを稼ぐ必要もない。

東レパンパシフィックテニスやチャイナオープンでは決勝まで勝ち抜いたもの、全米オープンに比べると彼女のメンタルの弱さが出たこともたたって優勝することはできなかったのだと思う。

精神的にも肉体的にもかなり疲れていた大坂なおみが今することは休むことなのだ。

目標だった「WTAファイナルズ」でよい成績が残せるよう大坂なおみが今していることは、メンタル部分を整えることと疲れを取ることだ。

数日前の世界ランキングの発表では、大坂なおみは4位にも入ることができて、今年の目標はWTAが選ぶ最優秀選手候補5人の中にも入ることができているし、全て達成したことになる。

が、錦織は違う。

まだやらなくてはいけないことがある。

錦織は現在はATPレースランキングは10位。

「ATPファイナルズ」にクオリファイされるには、出場権が得られる8位まで上がらないといけない(*世界ランキングとこの出場権ランキングはまた別で、世界ランキングになると錦織は12位)。

ポイント的には8位のティームとは705ポイント差があるようだが、9位イズナーに対しては、110ポイントの差だ。

イズナーは上海ロレックスマスターズにも出場していないし、ティームも今回2回戦で敗退した。

つまりティームは今回10ポイントしか上げてないので、錦織は十分に彼を追い抜くことはできると思う。

9位に入ると少なくとも8位に入った選手が欠場したり怪我で途中放棄となった時の「補欠」としての参加になれる可能性もある。

だからこそ、今の上海、そして次回のウィーン、そしてパリのトーナメントでは、ファイナルズが行われる11月上旬までに開かれる重要な3大会であり、できるだけポイントを稼がないといけないことになる。

再度言うが、今の錦織圭にはまだまだ可能性が充分あるのだから。

楽天ジャパンオープンでは決勝までかなり順調に進み、またしても

「優勝できるかもしれない?!」

という興奮に陥る状態になる週末をニューヨークでの全米オープン同様、錦織はテニスファンに与えてくれた。

大坂なおみが東レパンパシフィックとチャイナオープンとで頑張っていた時にも錦織も頑張っていたわけで「日本人テニスファン」としても、男女そろってかなりな快挙が期待できる状態が続いた。

思い起こすと2014年に錦織圭が全米オープンで決勝まで進み、そこからぐんぐんテニス界のセレブとなって「アジア人」として初めての「ATPファイナルズ」への出場を果たした事実は、日本だけでなくアジア全体としての快挙だったわけで、その錦織がもたらした 相乗効果を狙ってか、2017年の春に日東電工株式会社が日本企業として初となる「ATPファイナルズ」のタイトルスポンサーとなることになった。

それ以来2020年まで「Nitto ATP Finals」と名前が変更することが全世界に発表され、テニスの最高峰である格の高いトーナメントに「ロレックス」や「ポルシェ」同様、日系企業の名前が連なっているわけだから、日本人としても誇りに思うことでもあるはずだ。

正式には日東電工株式会社の錦織圭に対する選手としてのサポートは聞いたことがないが、やはり日本の企業である限りはタイトルスポンサーとなっている間に、日本人選手がタイトルを勝ち取ってくれると、それはそれは嬉しいのではないかと思う。

12日の上海ロレックスマスターズでのセミファイナルは、ユニクロ対決となり、中国との関わりも深いユニクロとしても、今頃はかなり盛り上がっていると思う。

今年のATPファイナルズではタイトルスポンサーの国である日本の選手が参加するかもしれない、というのは、やはり日東のビジネス的にも非常に大きい。

スポーツ選手は企業のアンバサダーとしても、国の代表としても戦っているわけで、楽天ジャパンオープンの決勝で負けてしまった錦織の

「優勝できなくてごめんなさい」

というその一言は、ファンにしてみれば

「錦織君、謝らなくてもいい!」

ということになるのだろうが、スポンサーや企業にとってはシビアなビジネスなわけで、その辺の事情は錦織本人にしてみたら、辛いところだと思う。

さて、結果は如何に。

何度も言うようだが、フェデラーと錦織は第1シードと第8シードの違いもあることだし、錦織にとってはやはり苦しい試合になるのは確かだ。

それでも、今の錦織は上海で優勝することだけが目標ではない、ということで、ファンとしてはこれからの数週間はやはり錦織の奮闘は見逃せない、ということを強調したい思う。

上山仁子その他のサイトHP子育てブログノースカロライナ&その近郊情報集
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