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ナイキのキャパニック起用広告が炎上で株も落下

コリン・キャパニックのナイキの「Just Do It」30周年記念広告が凄いことになっている

レイバーデーウィークエンドが終わり、さてこれからまた仕事に集中しようかなと思ったら、いきなり凄いニュースが飛び込んできた。

現在、フリーエージェントとして休職中のNFL選手、コリン・キャパニックが、起用されたナイキの「Just Do It」の30周年記念キャンペーン広告を自分のツイッターにツイートした途端、ネットで炎上し、ナイキをボイコットしようと#BycottNike のハッシュタグが一気に出回ったのだ。

注目のツイート(ナイキのキャンペーン広告)はこちら。
 

 
うーん。

なんだか凄いことになっている。

有名人から一般人まで

「もうナイキを買うのはやめた!」

と次々と怒りを表明。

ナイキのキャンペーン全般も、キャパニックにまつわる国歌斉唱中の起立問題にしても、自由や人種差別に対する抗議が優っていると思ったら、いきなりの流れの変化に個人的にも驚きだ。

NFL開幕と同時に、再び、国歌斉唱時に選手が起立するかしないかを巡っての問題で、フリーエージェントとして活動をしていた二人の選手に再びスポットライトがあたったのが、この8月だった。

9月になった今週末も、USオープンテニスが行われているニューヨークの会場へ、セリーナ・ウィリアムズの応援に家族やガールフレンドと駆けつけたコリン・キャパニックとエリック・リードの両(元)NFL選手だったが、その姿は、先日の記事でも紹介したばかりだ。

試合中はそのことを知らなかったようだが、セリーナ・ウィリアムズも試合終了後に二人のことにコメントし、彼らの勇気ある行動を讃えていたばかり。

ナイキは、同キャンペーン広告でコリン・キャパニックと共に起用契約をしているセリーナ・ウィリアムズに関するテニスウェアにまつわる騒動で、ウィリアムズを完全サポートし、その広告なども話題になっていた。

そして、ウィリアムズを擁護するナイキは多くの支持を得て、最近の株価も大きく上昇中だった。

アメリカでは、ウィリアムズに関するヨーロッパでの批判を受け、フェミニストはもちろん、様々な障害を抱える人たちや女性たちからも断然的サポートがあったわけだ。

数日前には、試合にも勝ったウィリアムズにも讃えられ、コリン・キャパニックとエリック・リードは、メディアでも再び注目され英雄化していたわけだ。

これは、ナイキの狙いだったのか。

が、キャパニックのこのツイートにより、ネットはいきなり炎上。

人々はキャパニックを起用したナイキに腹を立て

「ナイキの商品はもう買わない」

というボイコット運動が一気に#BycottNike ハッシュタグとして拡散された、ということだ。

同時に、今までぐんぐんと上昇していたナイキの株価も一気に落下する始末。

トランプ大統領の北米自由貿易協定のカナダとの話し合いが難航していることもあり、アメリカの株式もかなり下降気味だ。

いきなりのこの展開にかなり戸惑っている人も多いと思う。

トランプ大統領はインタビューに答える形で

「意味のないメッセージだ。ナイキがやりたかったのだから、それなりに彼らにとっては意味があったのかもしれないが、送るべきでなかったと思う。このメッセージは酷い」

とコメントしている。

一足早く、コリン・キャパニックをインタビューした男性ファッション誌のGQマガジンもインスタグラムで、この広告をアップしていた。

そこで注目するのがNFLチームのニューイングランド・ペイトリオッツのスタークオーターバックのトム・ブレイディーが「ライク」を押しているという事実(みんな細かいところを見ているねぇ)。

ブレイディーは、昨年9月にキャパニックが国歌斉唱時に膝まづいたことに対してトランプ大統領が

「もし選手がNFLやその他のスポーツ・リーグで何百万ドルも稼ぐ特権を手にしたいなら、我々の偉大な米国旗(や国)への不敬は許されてはならない。国歌には起立すべきだ。そうしないなら、お前はクビだ。何か別のことをしろ!」

とツイートしたことには、抗議の態度を示していた。

NFLのロジャー・グデル・コミッショナーもトランプ大統領の発言を批判し、

「このように分断をあおるコメントは、残念なほど敬意を欠いている」

と述べていたし、NFL選手協会のエリック・ウィンストン会長は、大統領発言が

「英雄たちを正面から平手打ちした侮辱行為だ」と批判した。

それなのに、今年の5月、NFLは国歌斉唱時の選手の起立に対するルールを「選手らに起立を義務づけ、違反すれば罰金を科す」と改定したのだ。

何か色々大人の政治的事情がありそうで怪しい。

その数か月後のNFLシーズン開幕だったので、その時の選手たちの対応が注目されたが、やはりルールを守らず跪く選手がいたわけだ。

Believe in something, even if it means sacrificing everything.

全てを犠牲にしようと、何かを信じることは大切だ、というナイキのメッセージ。

ニューヨークタイムズによると、ナイキ側は、コリン・キャパニックはモハメッド・アリのようなスポーツを超えたところで英雄になる、と期待しているようだが、果たして本当にそうなるのだろうか?

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