ヒトコの小径 海外子育て

パスポート無事更新できた、の巻

え?アナタにとって、息をすること自体、とっても大変なんじゃないの? と知らない人からは、笑いながらそんな冗談が返ってきそうでもないが、私にとってはこのパスポート更新の件は昨年末から、かなり頭を痛めていたことだった。

え?アナタにとって、息をすること自体、とっても大変なんじゃないの?

と知らない人からは、笑いながらそんな冗談が返ってきそうでもないが、私にとってはこのパスポート更新の件は昨年末から、かなり頭を痛めていたことだった。
ここ数ヶ月間、弁護士にも相談し、いろいろ対策を練っていた。

それが先日(3月10日)、やっと無事に書類がそろって更新手続きが完了したので、本当に嬉しい

やったー!
肩の荷が一つ降りた、と胸を撫でおろしているところ。

普通のご家庭では子どものパスポートの更新なんて、全然大した問題じゃないのに、どうしていつもこうなのかな?と腹立たしくも思うが、こうなってくると細かいことまで一々立ち向かっていき、問題解決に取り組む私も大したもんだな、と自画自賛したくなってくる(それぐらい言わせてよね)。

しかし、国際離婚の場合、「ジョイント親権」の場合はややこしくなるのが現実で、いろいろ苦労しているのは私だけじゃないと思う。

有名どころで言うと、マドンナだって、現在、元夫ともめているらしい。

彼女はワールドツアー中にわざわざ合間を見て、イギリスまで息子を訪ねて行ったとか、最近のニュースに出ていた。

しかも、日本のコンサートは、「お祈り」のために2時間も遅れて始まったそうで、わがままなスターというわけではなく、もしかしたらマドンナも一人の悩める親だったってことなんじゃないかな、と思う。

もしかしたら、遅れた理由だって、弁護士と電話していたとか、そういう事情があったのかもしれない。

マドンナの場合はどうだか知らないが、「元(x)」と「友好的」な関係がイマイチ保てていない場合は、お互いに相手を思いやって譲るということもあまりしないので、コトあるごとに話が大げさになってしまう、ということもよくあるそうだ。

私の場合は、元夫とは険悪な関係ではないが、だからと言って友好的でもない。

相手がちょっとこだわった考えの持ち主だというところで、ごく一般的な私的にはかなりそれを受け入れるのが大変だ、ということなのだけれど(つまり、相手にとっても私は手強いということ)。

もう、関わりたくないから離婚したのに。

時には全てが面倒になって「子どもたちには新しい素敵なお父さんができたので、もう連絡してこないで頂戴ね!」とか、日本的に言ったらちょっとはおとなしくなるかな、と思うこともあるんだけどね(でも、やっぱり子どものことを考えると、そのような大人の理屈は間違っているし、そういう筋書きは全くアメリカでは通用しないと充分にわかっている)。

しかし、この「離婚しても家族です」的関係を保つのは、大人にとっては、心が折れる(特に相手が毎日の子どもの世話に関わってない場合は)。

パスポートの件で、頭が痛かったのは、子どもの父親から「同意書」をもわらないといけない、ということだった。アメリカのパスポート更新は、16歳以下は、両親が健在の場合は「二人そろって」パスポートセンターに同行しないといけないと法律で義務付られている。これは、離婚家庭でもそうでない家庭も関係ない。

私たちのケースで言うと、片親が遠方に住んでいるために、同行できない場合は「同意書」を提出しないといけないわけだ。

子どものパスポートがそろそろ切れるなと思っていた昨年の末、パリで多発テロ事件が起こり、ミシシッピーでは洪水が氾濫し、さらに今年になってからインドネシアでは大きい地震に見舞われた。

子どもの父親からは「旅行は当分禁止」のリクエストが来たわけだ。

ちなみに5年前、離婚が成立する前にも、このパスポートのことで、かなり大変だった(それが原因で私たちの離婚成立も伸び伸びになったんだった)。

しかも、そういう時に、日本では大震災が起きた。

放射能のこともあり、元夫の意向で、子どもたちが日本に帰国することはしばらくできなくなった(これについては、その時の判断はそれでよかったと納得しているけれど)。

とにかく相手がそう言っている場合は、主張は通るのがアメリカ。常識で通用しない言い分だって、法律で守られる場合が多い(そこが弁護士の腕の見せどころ)。

なので、今回も、世界でいろいろなことが起こっていた時に、パスポートを申請したい、とはやはりタイミングが悪すぎた。

が、今回は、離婚手続きをしてくれた弁護士に連絡して、プランAからプランCまで、早めに準備をしていたのだが、なんと、思ったよりも簡単に同意書にサインをしてもらうことができた。

え?ほんと?
相手も年齢を重ねて優先順位が変わってきているのか?

ちょっと肩透かし的な部分もあるが、余計なエネルギーを消耗しないでキレることもなくコトが運ぶなんて、ここ数年の私の人生ではあり得ないこと。

北朝鮮のミサイルが危ない、とか絶対にマジで言ってくると思ったが、それは私の考えすぎだった。

人生、進化しているな、と感じる。

hitoko_032016_1

今年17歳になった長男は、今回のパスポート申請にも親の同意書は必要ではないと言われた。
しかも、今回から、大人の10年パスポートがもらえる。

次男も5年後にはすでに19歳になっているので、必要なし。
子どもはあっという間に成長する。

長男には、今回は私が更新料も払うけど、次回からは全て自分でお願いします、と言った。
わかった、と言っていたけど、その時は彼も27歳(驚)。

こうやって、元夫婦で子育てについていろいろともめているのだって、今のうち、ということか。

幸せがずっと続かなかったのと同じで、最悪な状態もいずれは終わる。
そして、きっとまた楽しいことが訪れるはず。

人生って変わるんだな

子育てにおいても、子どもを手放すことが大切だという時期に来ているのだ。

マドンナにしても、思春期の息子が、父親の元へ行ってしまったのも、「母親のワールドツアー同行に嫌気がさし、健康的な食生活から逃れるため」だったらしい。

子どもが大きくなってくると、やはり子どもの気持ちも大切で、それが反抗期とも重なるとやはり親は大きな態度で見守るということが最も必要になってくる。

どこまで親の考えを聞いてもらうのか、これがまたとても難しいことなのだけれど、元夫も、そういうことを多少なりとも感じて諦めたのか?

その辺は私には知る術もないが、いずれにしても、今までは意固地になってお互いに法律でがんじがらめになっていた人生から、解放される時がいよいよやってきたのかな?

私が法律のお世話になって学んだことは、アメリカでは、法律は絶対的なものである、ということと、その絶対的な法律でさえも、お金があれば、抜け道を見つけることはいくらでもできる、ということ。そして「権利」もお金で買うことができる、ということだ。

とっても嫌な世界だと思うのだけれど、そういうシステムに文句を言ってる時間があったら、その分働いて、権利を買える人になればいい。

しかし、それが幸せか?と思うとそうではないような気もする。

法律に縛られて生きるより、私は、もっと自由になりたい。
そして、法律だとか権利だとか、あまり訴える必要のないところで生活してみたいものだ。

パスポートの更新ごときで、そんな気づきがあった。

私の中ではいろいろとあったけれども、それも結果オーライ。
子どもたちのパスポートは、若葉が芽生える頃には届くだろう。

一件落着

Featured photo credit: Let’s Go! – Passport via photopin (license)

上山仁子その他のサイト・HP子育てブログノースカロライナ&その近郊情報集
Advertisements

0 comments on “パスポート無事更新できた、の巻

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

%d bloggers like this: