アメリカニュース ヒトコの小径

健康のために立ち上がれ(Stand Up for Your Health)!とは、文字通り、今のアメリカ人の間で流行っていること

私が最初にこの「風潮」に気が付いたのは、昨年の健康診断の時だった。 オフィス内にいるナースのところへ行くと、新しくなった彼女の部屋のコンピューターデスクは、かなり高い位置に設置されていた。

私が最初にこの「風潮」に気が付いたのは、昨年の健康診断の時だった。
オフィス内にいるナースのところへ行くと、新しくなった彼女の部屋のコンピューターデスクは、かなり高い位置に設置されていた。

私の検診が始まっても、彼女は一向に座わる気配もなく、座っている私としては、上から目線でモノを言われてるようでやや落ち着かない感じ。

だが、彼女的には、そもそもコンピューターが背の高いデスクに置いてあるので、座ると不都合な状態になるわけで、座らない。

私は冗談のつもりで

「立ちっぱなしだと疲れるでしょ?」

と、言ったのだが、彼女は

「疲れるどころか快調よ!
健康のためには、むしろずっと立っていたほうがいいの。
アナタも座りっぱなしじゃダメだからね!」

とガチで答えたのだ。

それから、数ヶ月後、オフィスでもちらほらと、コンピューターデスクを新しくしている、という話を聞いた。(私の部屋は、結構、離れたところにあるので、普段は他の人のオフィスには立ち入らない)。

え?
椅子じゃなくて、デスクを新しくするの?

オフィスでは、従業員の健康のため(つまり、従業員が病気になって会社の健康保険をやたらめったら使わなくても済むように)、椅子やらコンピューターデスクやら、オフィスで「快適」に仕事ができるように、必要なものは日ごろからかなり気前よく買ってくれることになっている。

実は私も、椅子を昨年買い換えてもらったばかりだった。

今年になって、直属のボスが、

「私もとうとうコンピューターのスタンディングデスクを買うことにしたわ。
アナタたちも欲しかったら一緒に注文するので言って頂戴」

と聞いてきた。

するとティームの全員が、

「僕も欲しい!」
「私も欲しい!」

と間髪入れずに言っている。

私は一人、取り残された気分で、

何?スタンディングデスクって?

と言う感じだった。

しかし、みんなが親切にいろいろと教えてくれた結果、オフィスでも噂になっていた、「デスクを新しくする」という意味がやっとわかった次第だ。

なるほど、そういうことだったのか。

つまり、今の健康志向のアメリカ人の間では「座ってないで立ちましょう!」という合言葉で世の中が動いているらしい。

昨年夏ぐらいには、フォーブスやウォールストリートジャーナルなどのメジャー媒体でも

“Sitting is the new smoking”
“The chair is out to kill us”

と言ったタイトルの記事が掲載されて話題になっていたらしい(へぇ〜、全然知らなかったな)。

そのタイトル、ちょっと過激じゃない?
と思ったが、何だかこれもアメリカらしい。

ふむふむ…

数ヶ月前だが、実際にこのスタンディングデスクに切り替えている人のオフィスをミーティングで訪ねた際には、新鮮な感動があった。

使っている人たちも、全員一致で、本当に健康状態が数ヶ月でぐんぐんアップしているというではないか!

マジで?

そんな速攻的に感じる効果があるのだったら、試さない手はない。

暗示にかかりやすく流行りに影響されやすい私は、すっかりその気になってしまったわけだ。

で、ボスにお願いしてオーダーしてもらったのが、これ。

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いろいろなタイプが出ているようだが、私たちが選んだのは、
このナチュラル感溢れる「バンブー」素材のスタンディー。結構高い!

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イメージ的にはこんな感じで立って仕事する。
ただ、この人は、ちょっと背が高いのか、やや台が低く見える。
足元にも注目してほしいのだけれど、最も大切なのが「マット」らしい。素足で利用すると本当に気持ちがいい。

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これが正しい位置(高さ)。

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ホームページ(http://standeeco.com/)には、こんな写真もあります。
つまり、車が乗っかっても壊れない程強い!(その必要性があるのか?)

像が踏んでも壊れないのは、この筆箱。

アメリカ人って面白いな。

子どもの学校にもこの流行は広まっているようで、このように学校でも、生徒は教室でも座らない、という時代が来るのかも。

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そのうちに机そのものが変化して、スタンディーを必要としない机のデザインが学校の机としても登場するのだと思う。

アメリカでは、10人に7人の大人が肥満だと言われているらしく、不健康な国民が多く、健康を維持することは、かなり切実な問題なのだ。

うちのオフィスでは、ウェルネスセンターと言って、従業員が、朝や夕方、または昼時にエクササイズができるジムも儲けられている。

トレッドミルから、バイクなどの各マシーン、そして、いろいろなウェイトも置いてあり、それはそれは充実している。

が、私には、そんな心と時間の余裕がないので、まだその素晴らしい施設を使ったことがない、というのがなんとも勿体ない現実だ。

更に面白いことに、私のように一度オフィスに入ったら、そこから離れられないという人も多いようで、なんと、こういうものもあったりするらしい。

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そうそう。これだったらいいな。
仕事している間に、エクササイズも出来る!忙しい人にぴったり!時間も節約できるしねっ。

座るよりも立つ。立つよりも歩くのがいい、ということで、こういうのもある。

そう言えば、地元では、こんなものが出来て話題になっていたのも昨年だった。

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Biker Bar NC

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ダウンタウンダーラムに出来たトロリータイプの「自転車こぎバー」。

なんだ、それは?!と思う人は、時代に乗り遅れている証拠。

「バイカーバー」は14人乗りで一見、バーでビールを飲んでいるのだけれど、足元を見ると、
しっかりと自転車をこいでエクササイズしている、というもの。

ダーラムのダウンタウンをビール片手に自ら自転車を走らせ、
地元のビールにまつわる名所をめぐり街中を見学できる、というツアー付き。

飲みながらエクササイズして、しかもいろいろと学べる一石三鳥の乗り物なのだ。
おー、そうだったのか。

そこまでして、アメリカ人は健康に気を遣っているわけか(いやいや、アメリカだけじゃなく、日本でもこの机は注目され始めているらしい)。

だったらやはり食事を変えるべき!とは正論で、それができないので、苦労しているわけですね。

というか、あくまでも「楽しみながら」健康になる、というのがアメリカ人の人生のテーマだったりするわけで。

この○○しながらエクササイズができる、というのは、特に忙しいビジネスピープルの最近の風潮の一部だったのか?
調べてみると、出てくる、出てくる。

マジで、健康のためなら、どんなことでも迷わず取り入れます、という感じ。アメリカ人は、かなりまっすぐな国民だ。

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こちらはヨガボールチェア。
これも実際に使っていたという人の話を聞くと、「腰痛が一発で治る!」ということらしい。

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こちらもスタンディングデスク同様、全米的に子どもの学校にも普及している(らしい)。

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勿論、このようにしっかりと座りやすく椅子に組み込まれているものもあり。

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このところヨガマットを持ち歩く人の姿が目立つが、そのうちにヨガボールを持ち歩く人も増えたりして。
それも広大なアメリカだからできること?!

Photo from : TCP.com

こうなるとややついていけない感じはするが、うちのジムでも、雑誌を読みながら、とかタブレットで何かしながらとか言ういわゆる「ながら族」の人は多いわけで、「マルタイタスク(multitask)」の時代に生きる彼らにとっては、当たり前のこと(私は世代的にも音楽を聴きながら、というのでも精一杯。やはりトレッドミルとか、自転車こぎが続けられないのは、それだけ30分もやっていると退屈だからなんだと思う。話はずれるが、忙しいママの中には、お料理しながら友達と電話で話す、ということができる人もいるようだが、私にはそういう器用なことはできません。)。

どうせ、マルタイタスクなら、私的にはどちらかというと「寝ながら」とか、そういうのがいいな〜、と冗談で同僚に言っていたら、

「ああ、そういうのもあるよ」

とあっさりと言われた。

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ゼログラヴィティーチェア。

ここまでして仕事をするか?ってことになってきますが(汗)。
しかも、そんな時にもしっかりスーツ着てるし。

このゼログラヴィティーチェアは、腰や脊髄などに痛みがあったり、ストレスのひどい人用で、勿論、怪我や病気のために寝たきりとなってしまった人も利用できるものなのだそうだ。

ここまでひどくなくとも、腰痛持ちの人には、負担が少ないこういう椅子もあるそうだ。

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これで、痛みが減った!という統計もしっかりと出ている。

世の中進んでいる(w)。

やはり、同じ生きるなら、健康で楽しく長生きしないとね。
今の世の中、テクノロジーの進歩も手伝って、どんどん便利になっていることは確か。

つまり、ある意味、病気だから、とか、疲れたから、または、他にすることがあるから、などなど、言い訳が出来ない世の中になっているということ。

健康になりたいなら、どんどん健康になれる。
しかし、それも自分次第ってこと(ある意味怖いね)。

日本では、11時と2時に従業員全員でラジオ体操する、という企業に勤めていた友人がいたが、それだけじゃ、もはや足りない!

みんな、ゆっくり椅子に座っている場合じゃない。
健康のために立ち上がれ!

スタンディングデスクが買えるショップ:
VARIDESK:http://www.varidesk.com/
Ikea で人気のスタンディングデスク:http://www.homedit.com/ikea-standing-desk/

Featured Photo Credit: Studio Desks: Xinyu Liu via photopin (license)

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