ヒトコの小径

夏休みが始まった

いやあ、またやって来ましたね。 長い夏休み。 親にとっては、この長い夏休みを子どもたちにどう過ごさせるかを決めるのが一苦労だったりする。

いやあ、またやって来ましたね。

長い夏休み。

親にとっては、この長い夏休みを子どもたちにどう過ごさせるかを決めるのが一苦労だったりする。

特に私の場合(っていうか共働きのご家庭はどこでもそうだと思うけど)、子どもは休みでも、親は全然休みじゃないものね。

フリーランスだった頃のように、3ヶ月ずーっと日本に帰郷する、みたいなことはできなくなった。

3ヶ月もの長い休みがあるというのは、子どもにとっては、とても楽しいけれど、折角、学んだことを、夏休みの間にすっかり忘れてしまうのではないかと心配だし、やはり、退屈させないようにといろいろ気を遣う。

そういう意味では、この辺では、2ヶ月学校へ通って3週間休みになるという「イヤーラウンド」のシステムの学校が人気があったりする。
(つまり、特に夏休みなど長い休みがない。「トラディショナルカレンダー」に比べて一年のうち、学校が長く運営されるため、その経費もかかるなど、賛否両論ではあるけど)

今年はどうしようかな?
と考え始めたのは、今年の始め。

FBなどでもお友達が
「○○州の○○ビーチの近くで、いいキャンプを知ってる人はいませんか?
家族で旅行したいんだけど、旅行先で、子どもにはキャンプも参加させたいの〜」

などなど口コミを頼りに聞いている人もいたりして、

えぇ?
ちょっと早いんじゃない?

まだまだ冬なのに(そうそう、雪がたーくさん降っていたよね)、もうみんな夏休みのこと考えているんだあ。
なんて思っていたわけ。

超面倒くさい(w)。

でも、考えてみたら、時期を逃すと、気がついたら何もできなくなっていた、ということになりかねない。

そうなると、もっと大変になるわけで、今、その面倒な作業をしなくては。

困ったなあ…
ということで考えてみた私の選択肢は:

1)日本へ帰る(子どもだけ置いて、私は先に帰って来ようかな?もう大きいから子どもだけで帰ってこれるでしょう?)

2)ニューヨークの親戚にあずける(これぐらいは手伝って欲しいな、というのが本音)

3)地元のデイキャンプへ行く(でもこれ、送り迎えが一番大変だったりして)

4)思いきってお泊まりキャンプに参加させる(お金はかかるけど一番楽!)

などなど。

こうやって書いてみると、やっぱり4)だなあー(w)。
キャンプ=ダンプ(厄介払い)だったりして。

いや。

そういう訳じゃなくて、やっぱりアメリカで育っているんだから、夏のキャンプは体験した方がいいもんねっ!

子どもの頃、テイタム・オニールとクリスティ・マクニコルが共演していた「リトルダーリング」を見た時は、何だかアメリカだなー、と思ったけど、やはりうちの子どもたちも、そろそろ「お泊まり」キャンプでも体験してみようかな、というお年頃にまで成長したということだ(全然関係ないですが、ずっと私生活ではトラブル続きで、随分前に引退したクリスティ・マクニコルは、数年前にいきなりメディアに登場し、ゲイであることをカミングアウトしてましたね。今は、20年来の恋人と幸せに暮らしているということで、よかったですね、と思いました)。

と同時に、今年は、子どもたちも何故かやる気満々。

「マミー、夏休み、スリープアウェイキャンプとか行ける?」
と早々と聞いてきた。

特に次男は、地元の大学(デューク大学)で、タレントサーチのプログラムに推薦され、なんと試しに受けてみたSAT(算数のテスト)の点もよかったことから、「選ばれた生徒のみ」が参加できる夏休みのサマーキャンプにも行けることになったわけ。

本当かな?
親心をくすぐる作戦だったりして。

でも、そう言われると、ちょっとぐらい高くても行かせてあげたい、と思うのが親というもの。
「いい教育を与えること」こそが、親が子どもにしてあげられる最高のプレゼントだもの。

シングルマザーだからと言って、教育にお金を惜しんでいたらだめ!
とも言われたこともあり、私はすっかりその気になってしまった。

でも大丈夫かな?

昨年までは、お泊りキャンプは行きたくなーい(=家が好き!)と言っていたのに、いきなり遠方で20日も親元離れて生活するなんて、できるかな?

ドキドキ…

アメリカでは、トップの大学になると、このような「タレントサーチ」のプログラムは、どの大学にもあり、中学生ぐらいから、地元の中学生などへ推薦状などが送られて来るようになるそうだ。

スポーツが優秀な生徒の引き抜きと同じで、成績のよい生徒に目をつけて、自分たちの大学へ引き寄せ、優秀な人材を育てる、ということらしい。
できる子どもは見逃さないわけで、アメリカは、そういう意味でもかなり進んでいると思う。

日本のママ友から以前、サマーキャンプ情報を教えて欲しい、と頼まれたことがあったけれど、有名キャンプになると国外からの参加者も勿論いるらしい。

次男がついこの間参加したバスケットボールのコーチKのキャンプにしても、全米各地からの参加者があったらしい。


次男とコーチK。コーチKは、デューク大学男子バスケットボールチームヘッドコーチ。
コーチKは、1992年のバルセロナオリンピックに出場したアメリカバスケットボール「ドリームチーム」のアシスタントコーチも務めた。
その後も米国代表チーム監督としてオリンピックチームを優勝へと何度も導いた。
地元ではマイケル・ジョーダンについで、バスケットボールのスーパーヒーロー。


デューク大学キャンパス内。デューク大学は、学業面でもアイビーリーグと肩を並べる名門校。
夏になったら、大学生たちは休暇で一斉にいなくなる代わりに、様々なスポーツキャンプが始まり、とても賑やかだった。


キャンパス内には至るところにサインがあるので、迷うことはない。


ここが、バスケットキャンプのドーム。夏以外は勿論大学生に使われている。
地元なのにお泊まりキャンプをしているのは、次男だけだったらしい。
値段としては、デイキャンプとお泊まりキャンプでは、100ドルぐらいしか差がなかったので、
お泊まりキャンプにしない手はない。3食付きだしね。
食事は毎日、パンケーキやアイスクリームが食べられてとっても美味しかった、と喜んでいた(w)。


次男のチームは、スキンチーム(なので、上半身裸)。
アメリカのティーンの間で、ステロイドが流行るのも、こういう風習のせいかも。
恥ずかしがっていてはスポーツもできない。

お友達から聞いた話では、日本でも有名なスポーツキャンプと言えば、フロリダ州のスポーツアカデミーが有名らしい。この学校が主催する夏のキャンプには、日本人の参加者も多いらしい(サイトも日本語のものがある。IMGスポーツアカデミー

なんとゴルフの宮里選手や、テニスの錦織選手もここの卒業生で、夏のキャンプにも訪問して来たりするらしい。

NC地元のお友達の子どもは、野球キャンプに参加したと言っていたけど、とってもよかったそうだ(その間、他の家族は、ディズニーワールドで一遊びできたし、笑)。日本だとまだ学校があるはずなのに、6月のキャンプでは日本からの参加者もいた、と言っていた。

なんだか皆さん、力、入ってますね、やっぱり。

このように有名キャンプに参加して有名コーチに指導してもらえるのは特権であるわけだけど、そこで更に目をつけてもらえたりすると、かなりラッキー。

そうやって、才能は次々に見出されるわけだ。

なるほど。
やっぱり、いくら才能があっても、井の中の蛙ではいけない、ということか。

ただ、これもある意味、その子どもの持つ「運」であるようにも思える。

例えば、うちの長男は、成績では、次男よりもはるかによかったのに、このような大学のプログラムには入らなかった。

私の憶測で言うと、推薦状を親に見せなかったのだと思う。今でも、学校からの手紙など、バックパックの下の方にくしゃくしゃになってたまっているようだし、無頓着な性格で、イマイチそういうのにも興味がなかったと思われる。

しっかりと親に手紙でも見せていたら、彼はきっともっと違う人生を歩んでいたんだろうなと思うけれど(w)。

でも、現在の長男は学業よりもスケートボード命。

「ボクはプロのボーダーになりたい」ということなので、だったら、こんな田舎街でぼーっとしててもダメでしょう、ということで、ペンシルバニア州にあるスケートボードキャンプに参加した。

キャンプウッドワード:http://www.campwoodward.com/


ペンシルバニア州なので、ここにたどり着くまでに、アーミッシュの人たちにもたくさん遭遇した。
長男「あの人たち、なんであんな格好しているの?」と、初のアーミッシュ目撃に、かなり驚いていた。
田舎の何もないところにキャンプ場はあった。


だだっ広いところに、インドア&アウトドア、いろいろなランプがたくさんある。
スケートボードキャンプとしては、全米最大の規模。


勿論プロフェッショナルも毎週来るらしい。
長男は、プロに会えるのもとっても楽しみにしていた。


泊まりは、一つのキャビンに3段ベッドがあり、15人ぐらいでシェア。

ここは「女子ジムナスティック(体操)」のキャンプが、大人気らしい。

現地には、明日のアメリカ体操チームを目指す手足の長いスタイル抜群の女子たちがたーくさんいて、とっても可愛かった。

エリートキャンプだけに「私たちが一番可愛くて、ここにこれてラッキー!他の女子たちは、みんな私たちに嫉妬してるのよ〜」なんて、
平気で言っちゃうところが、また、アメリカの褒めちぎる教育らしい
(注意:最近は、この「アファーメーションは、子育てにはよくないと言う人たちもいる)。

いいなあ。
子どもたち。

私もこういう夏休みを過ごしたかったなあ、なんて思ったり。

でもって、「リトルダーリン」のようにこういう場所で、子どもなりにも出会いとかがあったりするのかな。親としては、ちょっと目を光らせてしまうけど(w)。

そして、これがもう後2年ぐらいしたら、長男は、参加者としてじゃなく、「カウンセラー」としてキャンプスタッフになれる年齢になるわけだ。

子どもの成長は早い。

ニューヨーカーのスーパーリッチなご家庭が子どもを送り出すキャンプなどのカウンセラーになると、10代の高校生が、チップ(=「お心付け」)含めて、数千ドルが稼げるのだとか。

親が投資した分は、しっかりと戻ってくる、という仕組みになっている。

ふむふむ。

まあ、うちの子どもたちはまだまだ海のものとも山のものともわかってないわけで、どうなるかは全くわからないけれど、親としては、やってあげられることは、やってあげたいと思うものね。

そして、人生、楽しんで欲しい!
結局は、それが最大の願いだったりするわけだ。

野球のイチローでも、サッカーの本田でも、小学校の頃から、「ボクは世界一の選手になる」と言っていたらしいが、毎日長時間の練習ができたのも、結局「好きだから」だと思う。

子どもでも大人でも、好きなことがある人は、人生強い。

これだけは誰にも負けないと思えたり、一生懸命努力した経験が、心のどこかで「よりどころ」にもなったりするわけで、ね。

長男は、スケボー。
次男は、バスケットボールとお勉強。

それぞれ、頑張ってそれなりの成果を身につけておくれよ。

え?
長女は何をしているのかって?

彼女は、女優になるためのキャンプへ通う予定(彼女は、まだ10歳なので、お泊りキャンプではない。つまり、送り迎えが大変。あー、考えただけでも疲れるな)

でも、彼女が一番楽しみにしているのが、10日間のビーチへの旅だったりする(w)。
やっぱりね、一番幼い彼女はまだ子どもらしい。

だって、夏休みだもんね!

Summer is to have fun!

兎に角、今年の夏休みは、なんだか知らない間に、とっても凄いことになっていて、私はお陰で、アメリカ東海岸で、南北を行ったり来たり、走り回っている。

上山仁子その他のサイト・HP/子育てブログ

Featured Photo Credit: jpitha via photopin cc

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ニューヨーク在住15年を経て2007年12月よりノースカロライナ州へ生活の拠点を移したグラフィックデザイナー兼ライター。英語学習・ティーン向け・女性のためのコーチングも行っている。

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