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日本のアイビーが本場NYに上陸、鎌倉シャツがマジソン街にオープン!

マンハッタンのマジソン街に鎌倉シャツが10月末にオープンしました。日本で人気のシャツ専門店です。

マンハッタンのマジソン街に鎌倉シャツが10月末にオープンしました。
日本で人気のシャツ専門店です。

マンハッタンのビジネス街、マジソン・アベニューにオープンした鎌倉シャツ。

マジソン街といえば、ブルックスブラザースからポール・スチュワート、Jプレスといった紳士服の店舗がずらりと並んでいるところ。

NYは同じ職種の店がひとつのエリアに集まることが多いのですが、このエリアはまさにスーツ・アベニューといえるほど、ビジネスマンむけのメンズファッションが立ちならんでいるのです。

開店は、なんとNYをハリケーン・サンディが襲った翌日。
ほとんどの店舗がクローズしているなか、スタッフもバスや地下鉄なしに歩いて店舗まで来てオープンしたという根性が、さすが日本人です(汗)

オープニングレセプションには『The Ivy Look』(アイビールック)の著者であるグラハム・マーシュ(Graham Marsh)さんとジョンP・ゴール(J.P Gaul)さんもイギリスから駆けつけてお祝いを。

オープニング・レセプションにて。 左からJ.Pゴール氏、グラハム・マーシュ氏、貞末良雄会長、貞末民子社長。

鎌倉シャツを創設した貞末良雄会長は、あの伝説のVANの出身。
日本のアイビールックの基礎を築いた石津謙介先生のもとでメンズファッションについて学んだという方なのです。

オープニング記者会見でシャツの製法について説明する貞末良雄会長。

そこで培った精神から、トラッドなスタイルで品質のいいシャツ作りにこだわったそう。
店内には若き日の貞末会長と、かの石津謙介先生の写真が!

鎌倉シャツ店内に掲げられた若き日の貞末民雄氏(左)と 日本におけるトラッドの礎を築いた石津謙介氏(右) VANは当時の青年たちにとって憧れのブランドだった。

良質の素材を使いながら、ボタンもプラスチックの10倍高い本物の貝ボタンにこだわっているそうです。

それでいて自社で生産から販売まで携わっているSPAであるために、4900円というリーズナブルな価格でシャツを提供できるというシステム。

ふつうなら1万円で売られるようなシャツを、中間業者をいれないことで、卸のプライスで販売。そのためバーゲンセールがなくて通年同じ価格というのも一貫しています。

社長の貞末民子さんは、なんと45歳でそれまで専業主婦だったのに、社長に就いてビジネスをイチから始めたそうです。

貞末民子社長。 夫の良雄会長がスタートした鎌倉シャツの販売を任せられて、45歳にして社長業に就任。 ついにNYにも進出を。

最初は鎌倉にあるコンビニの2階で店舗を始めたとか。
ほとんど最初は手探りで始めたそうで、それが20年目にしてマジソン街進出とはすばらしい!

夢を持つ女性にとって勇気の出る話ですね。

鎌倉シャツの米国進出には貞末会長のニューヨークに対する強い気持ちがあったといいます。
アイビールックといえば、ハーバードやイエールなど東海岸の大学が発祥の地ですから、まさしくマジソン街は勝負するのにふさわしいところ。

前述のグラハム・マーシュさんとJ.Pゴールさんは鎌倉シャツ開店について、こう言葉を寄せています。

左からJ.Pゴール氏、貞末民雄氏、グラハム・マーシュ氏。 二人は「The Ivy Look」の著者。

「私たちも『アイビールック』を上梓した時から、日本人がトラディショナル・アメリカン・アイビーリーグ・スタイルに抱いている親愛の情は承知しています。そして日本の服作りには品質と細部に対する並外れたこだわりがあることもよく知っています。

それだけにすばらしい日本の鎌倉シャツが、アイビールックの故郷であるNYにオープンしたことは、私たちにとっても嬉しい驚きです」

アメリカでのシャツの販売価格は79ドル。
日本にはないアメリカ仕様の大きなサイズも揃っています。

NY店販売のシャツには生地メーカーのタグがついているものもあるのですが、「おおー、こんな有名メーカーの生地を使っているんだ!」と気づきました。

綿100%で貝ボタンのシャツが79ドル、ネクタイは69ドルというリーズナブルな価格帯。

シルエットはトラッドでゆったりしており、アイビーらしくボタンダウンのスタイルが多いのも特徴です。
レディースもあって、こちらはフィット感あるシルエットがきれい。

アメリカのアイビー系ブログとして有名な Ivy Styleにも取りあげられています

アイビーの遺伝子を受け継いで生まれたシャツが、日本の高い質と技術を持ってNYに逆上陸。
トラッドの聖地マジソン街でどう進撃していくか、楽しみです。

黒部エリのホームページはこちら
ブログ「エリぞうのNY通信」はこちら
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書くことが生きること。NY在住のマルチなクリエイティブティブライターです。もと少女小説家で、日本の女性ファッション誌や男性誌にトレンド情報を書き、さらにブックライター、コピーライター、エッセイ、小説まで幅広く書いています。たったひとつの特技が、書くこと。不得意なことは山ほどあり(汗)

1 comment on “日本のアイビーが本場NYに上陸、鎌倉シャツがマジソン街にオープン!

  1. Pingback: メイドインジャパンの「鎌倉シャッツ」がおすすめ|KURASHIRU

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