ヒトコの小径

「ピーナツバター」の続きとアメリカ南部に見る日本の懐かしさ

以前、巨大大衆スーパーマーケット「ターゲット」のフードコーナーで「PB&J」と書いてあるのが何だかわからず、お店の人に質問したら、
「へ? あなた、マジで知らないの? ピーナツバター&ジェリーよ!」
と呆れられたことがある。

横にいた人も、信じられない、という目をしていたし、一緒にいた子どもたちは、「ハズカシいからやめて」というオーラーをうち放っていた。

ああ、なるほど。
そう言われてみればそうね。

と私は開き直ったが、アメリカ人にとっては、ピーナツバターは、とにかく日本の「お茶漬け」か「そば」なわけだから、毎日食べても当たり前、というメニューなわけだ。

オフィスでは、先日はまたピーナツバターサンドイッチに何を入れるか? という話で盛り上がった。

それは、ある人が
「私は、マヨネーズをかけて食べるのが大すき!」
と言ったのが始まり。

えぇ?
ピーナツバターにマヨネーズ?
思い浮かべただけで、気持ち悪い。

するともう一人が
「私は、ピーナツバターにベーコンを入れる時にはケチャップをかけるわ」
と。

すると、また別の人(しかも男性)が
「ピーナツバターとヌテラって結構合うんだよ!」
と言い出した。
(ヌテラとは、チョコレートとヘーゼルナッツがペイストされたもの。
昔、日本の給食にもパンにチョコレートみたいなのをぬって食べる時があったけど、それに似ている)

うっ。

アメリカの男性は、「マッチョ」を崇拝するくせに、甘いものでもガンガン食べる人がたくさんいるのには驚く。
ここまでくるともうフードフリーク、という感じだ。

ふーむ。
やはりアメリカ人の食生活は、かなり深刻だなと思った。

私がニューヨークにいた時は、子どもの父親をはじめ健康志向な人が周りに多かったし、ピーナツバターやヌテラなど、いわゆる昔ながらの「伝統的」な食べ物を食べている人は少なかったように思える。

まあ、私の周りには、極端派が多かったのかもしれないが、ニューヨークには、ジューイッシュも多いので、宗教的に(というこれはもう彼らの生活習慣という感じだが)、ベーコンなど(豚)も食べる人はいなかった。

それがここノースキャロライナに来ると、豚は食べるは(ここではバーベキューと言えば豚ですからね)ベーコンの臭いはその辺でガンガンするし(個人的には、ベーコンは大すきだからいいんだけど)、タバコは、まだまだグローサリーストアーのレジのところに陳列されているし(っていうか、ノースキャロライナって、タバコの産地だからしょうがないんだけど)。

ニューヨークでは、不健康だということでクローズすることになった「クリスピークリーム」のドーナツは、ここでは子どもの学校の催し物には必ず登場している(ノースキャロライナは、クリスピークリームの誕生の地だから、これもしょうがない)。

何だか懐かしいなあ、というか、時代が20年ぐらい前に戻ったような感じ?

イマドキ、塩分の取り過ぎにもかなり気を遣っている人が多いはずなのにここの人たちは、パスタをゆでる時にも思いっきり塩を入れているような気もする。

これはどうしてなのだろう?
気のせいかなあ?
よくわからない。

以前、ノースキャロライナのお友達のお宅でのパーティに呼ばれた時。
出てきたデザートのストロベリーにシュガーがたっぷりかかっているのを見た時は、なんとも不思議な気持ちになった。

あ、これ。
昔、私が子どもの頃、母がよくこうやってイチゴを食べていたっけ。

アメリカでは、ストロベリーは、葉っぱがついているまんま、何もつけないで、食べるものだと思っていた。
そこのお宅では、しっかりと葉っぱも取ってあったし、更には、お砂糖がかかっているなんて。

うわぁー。
何だか、とっても懐かしいなあ。

思わず、子どもの頃の記憶を探りながら、そのストロベリーを食べてみたが、
とーっても甘くて美味しかった(w)。

不思議なことに、ノースキャロライナにいるとこういう懐かしさに浸る瞬間というものがよくある。
ある意味、安心する。

時には、気候的なものだったりする。
東京の気候によくにているので、生えている植物も私が子どもの頃に見たススキだったり、猫じゃらしだったり、ニューヨークでは見たことがなかったものばかりだ。

食文化の違いに関しては、多分ここがまだまだ「田舎」ということで、生活する人の意識も低いのだろうな?と思う。

それと同時に、私が今までいた世界があまりにも「リベラル」だったのかも?
それは、なんとも不思議な感覚だったりする。


この先割スプーンもノースキャロライナに来てから初めてお目に掛かった品だ。
英語では「spork」と言われている。
日本では、しっかりとしたマナーを覚えない子どもが育つ、
ということでこれは廃止されたはず。
でもうちの子どもの学校では、まだこれが使われているなんて、かなりなショックだった。
(ニューヨークでは、小学校3年生から、ボールルームダンスを習い
社交界にデビューするためのテーブルマナーなどを学ぶ
アフタースクールのクラスを取っていた人が多かったのになあ。)

上山仁子その他のサイト・HP子育てブログ
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ニューヨーク在住15年を経て2007年12月よりノースカロライナ州へ生活の拠点を移したグラフィックデザイナー兼ライター。英語学習・ティーン向け・女性のためのコーチングも行っている。

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