おひとりさまが行く!NYお気楽サバイバル日記

パエリア、理想のおこげ問題

「Socarrat Paella Bar ソカラット・パエリア・バー」。 お店の名前にもなっている「おこげ」が人気を呼んで、NYC一番のパエリアと評判の上に予約を取ってもらえません。 一回目は一時間半待ちと言われ断念。2度目のチャレンジは開店直後の早い時間に行って、入店できました。それでも40分待ち。超人気レストランでございます。

「Socarrat Paella Bar ソカラット・パエリア・バー」。
お店の名前にもなっている「おこげ」が人気を呼んで、NYC一番のパエリアと評判の上に予約を取ってもらえません。

一回目は一時間半待ちと言われ断念。
2度目のチャレンジは開店直後の早い時間に行って、入店できました。それでも40分待ち。超人気レストランでございます。

私がNYCのスペイン料理店で食べたパエリアはベチャベチャだったりして、おこげに満足できる代物ではありませんでした。
渡米19年にして、やっとパリパリおこげのパエリアが食べられるのかと目頭が熱くなる思いでございました。(そりゃ、ちと大げさではございます)

サングリアを呑みながら、タパスをつまんで待つこと30分。やっと、その噂のパエリアにお目もじできました。

ところが、サービングスプーンを手にしてちょっとやな予感。「何だか、鍋底がガリガリじゃない?」

何しろ、店内はとってもロマンチックな照明、つまりデートカップルにはうれしいキャンドルのみで、パエリアの全容が確認できなかったのでございます。

口に運んで、仰天いたしました。いくら名物とはいえ、ちょっと行き過ぎております。ところどころ炭化しているように思いました。歯の間に挟まった焦げを楊枝でシーハーしなければならないではありませぬか。
残念ながら、私にはおこげの香ばしさを通り越しておりました。

黙っていられない性分なので、私はキュートなウエイトレスのお姉さんに滔々と語り始めたのでございます。

「あなたスペインの方? えっ? あらコロンビアご出身ならご存じないかもねぇ。
私、日本でスペイン料理のお店で働いた事があるんざますの。
パエリアのおこげとはこんなに焦げていてはなりませぬ。
これはお宅様がおっしゃるところのキャラメライズではなくってBurnしてますでしょ。えっ、あなた!」

これぞまさに嫌な客度200%。いやぁ、今、思い返すと赤っ恥でございました。
NYCの有名スペイン料理店で日本のパエリアを引き合いに出すとは何と「アサッテ」の話でございましょう。ロシアの日本料理店で、ドバイの和食が本物だと言っているようなものです。

レストラン・レビューサイトには110人もの人がソカラットに投稿していて、辛口批評は10人に満たないのです。「キャラメライズしたおこげがクリスピーで美味しい!満足!」という意見が大半で、★も4つ以上ばかりです。

おそらく私たちはとても不幸な事に、キャラメライズを通り越して、火を入れすぎたパエリアにあたってしまったのでしょう。「アサッテ」のクレームをウエイトレスのお姉さんに言う前に、作り直してもらえばよかったのかもしれません。

日本の主食「米」を土鍋やお釜で炊いた時にできるおこげはそりゃ香ばしくて美味でございます。
その調理法の流れなのか、日本のスペイン料理店で出されるパエリアは大概きれいにおこげができていて、米喰い人お好みの加減なのでございます。

ならば、本場、スペインではどうなのかと動画サイトを検索してみました。
パエリアの調理法を公開している人はいっぱいいますのに、鍋底のおこげの画像はないのです。どなたか真実を教えてくださいまし。

そう簡単にスペインには行けませんし、あそこまで、講釈を垂れてしまったのですから、自分で作って納得しなくてはソカラット・パエリア・バーに失礼でございましょう。

以前にル・クルーゼで作るパエリアをご紹介しましたが、今回はおこげが欲しいのでプライパンを使いました。

冷たいフライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて火をつけます。香りがたってきたら、みじん切りのタマネギとトマトを炒めます。

次にチョリソー代わりのソーセージとシーフードミックスを入れて白ワインを少し、そして洗ってないお米を入れます。お米に十分オイルが絡まったところで、お水とサフラン代用のターメリックを入れ、塩こしょうをした後に、赤ピーマンを並べました。

蓋をして15分から20分、様子をみながら水分がなくなって、回りがうっすら茶色になったら出来上がりです。

お皿に盛ってみました。

味はプロにはほど遠くとも、おこげはできました。
素人だって、やればできるじゃんか!でございます。

いやはや、偉そうな事を言って、プロに挑むつもりは微塵もございませんが、次にソカラット・パエリア・バーにお邪魔した時には、ガリガリじゃないパリパリの「キャラメライズ」のおこげをいただきたいものでございますよ。

Socarrat Paella Bar
259 W 19th Street (between 7th Ave & 8th Ave)
New York, NY 10011
(212) 462-1000
http://socarratpaellabar.com/

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愛知県出身。名古屋でラジオレポーター、番組構成、イベント企画、CM制作など。91年、ニューヨークに移住。 日系出版社勤務を経て、キッズファッションにキャリアチェンジし奮闘中。 「一生に食べられる食事回数を考えると一食一食が粗末にできない」が信条。

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