ファッション NYトレンド通信 本音で突っ込んだ最新情報

節約しながらオシャレする リセッショニスタがイン!

空前の不況ですっかりデパートもショップも勢いがなくなったニューヨーク。 去年の夏までは、ファッショニスタと呼ばれるオシャレさんたちがもてはやされたものだけれど、今や失職する女性も増えていて、すっかり下火に。

空前の不況ですっかりデパートもショップも勢いがなくなったニューヨーク。

去年の夏までは、ファッショニスタと呼ばれるオシャレさんたちがもてはやされたものだけれど、今や失職する女性も増えていて、すっかり下火に。

ボーイフレンドが金持ちだった美女たちだって、バンカーや証券マンがだめになったとたん、オシャレにつぎ込めるお金が激減。

そういや「SATC」のキャリーが結婚したミスター・ビッグは、投資で儲けているビリオネアのようだけど、株価下落で大損こいたんじゃないですかね?

続編では、金のなくなったミスター・ビッグ、あらためミスター・スモールとキャリーの愛がどれだけ続くのかが筋立てになったりして。

なんつって、いや、冗談じゃなくてシビアな経済状況なのですが、しかし金欠になったからって、オシャレをやめたら、オンナがすたるというもの。

いまNYではリセッションでも工夫してオシャレをする「リセッショニスタ」なる人種が増えているのです。

その特徴とは、ハイブランドとロープライスのブランドをうまくミックス&マッチさせていること。

彼女たちが駆使するのは、「トップショップ」「H&M」「ザラ」といったファストファッション。

ファストファッションというのは、ファーストフードのように、「早い、安い」ファッションを市場に送り出すメガストア・チェーンのこと。

今までは「さすがにファストだけあって、チープ」と思われていたのに、リセッションになってから、ファッショニスタたちも活用を。


Photo : Chito Yoshida

たとえばこの写真の女性、ポピー・デレヴァインちゃん。

彼女は英国出身で、ソーシャライトにしてモデル、女優です。アニヤ・ハインドマーチやローラ・アシュレーのキャンペーンに起用され、英国では「タトラー・マガジン」の表紙によく登場していた売れっ子。08年にNYに移住、アッパーイーストサイドに住みながら女優業をしています。このポピーちゃんが着ているワンピースは、ビビアン・タム。

ジャケットはトップショップ。
ブーツはミュウミュウ。
バッグはアニヤ・ハインドマーチ。
スカーフは一昨年流行ったマックイーン。

つまりファストファッションやビンテージ、中ぐらいのプライス・ブランド、そして高めブランドを自在に組みあわせているわけです。


Photo : Chito Yoshida

続いてもう一点ポピーちゃん。

レシフォニアのレギンス、ジャケットはマンゴ。
ブーツはミュウミュウ。同じブーツを履き回しています。

このマンゴというのも、ザラと同じくスペイン発のファストファッション・ブランド。
ペネロピ・クルス姉妹とコラボなんかもしていますね。

ポピーちゃん、芸能人のわりに節約スタイルよねー。

売れっ子モデルでもファストファッションを着るあたりが、今っぽいです。

時代の勢いに乗って、NYのソーホーにトップショップがオープン。

オープニングにはかのケイト・モス姉さんも駆けつけて大きな話題に。


そしてNYでいま待望されているのが、マシュー・ウィリアムソンH&Mのコラボ。

マシュー・ウィリアムソンはロンドン出身の人気デザイナー。

グラマラスなヒッピースタイルを得意とするマシューらしく、H&Mでもヒップなアイテムを用意。

4月23日より限定レディース・アイテムを一部のショップで展開、5月中旬より全世界のH&Mにて展開の予定です。

Matthew Williamson for H&M

じゃあ、こうしたリセッショニスタ・スタイルをうまく組み入れるコツはなにか?
というと、まず肝心なのが、

「靴とバッグはいいものに投資すること」

欧米では「靴にいちばんお金をかけること」というファッション哲学がありますが、これは他人がまず足元を見るから。

レストランやホテルでも、まず靴を見て、その人の地位を値踏みするもの。

シューズはやっぱり安物と良い物の差が、モロにわかってしまうし、形にトレンドが表れるから、手を抜かないほうがよし。

バッグも同じ。
他人が見て、すぐにブランドがわかってしまうのが、ここ。

いいバッグはひとつあればなんに合わせてもオーケイだから、投資価値のあるアイテムといえます。

ことに不況になると、シャネルみたいな定番のバッグが強くなるよね。
シャネルは去年のものか、10年前のものなのか、見わけがつきにくいから。

で、このシューズとバッグがいいものであれば、服はそこそこでオッケー。
というか、服はバレない。

「おしゃれスナップ」をするプロの目から見ても、意外と服のよしあしというのは見切れないもの。

また自分にとってのベストヒッツ・アイテムは何回使ってもオーケイだから、とことん気に入ったものを手に入れるのも賢明。

そういうものなら多少値が張っても、長い間着ることができて、コストパフォーマンスが高いです。

で、おしゃれなひとはやっぱりこのハイとローを混ぜるのがうまいよね。

たとえばルブタンの靴にシャネルのバッグ、H&Mのトップスにザラのミニスカなんて組み合わせをしてしまうのが、今どきのファッショニスタ。

さらにアクセサリーやバッグなど、利用できるものはとことんビンテージを利用すること。

そういやあるパーティ会場で見かけたおしゃれな女の子は、白いバッグを披露して、
「これはママが16歳の時に買ったシャネルのバッグなのー」
とコメントしていました。

ママやおばあちゃんのおさがりを使うという、古い良き習慣がいきなり急浮上。
こんな時こそ、急いでママンの引き出しを探るべし!

というわけでNY流のリセッショニスタ・スタイル、ぜひとも取りいれてみて下さい!

Featured Photo by Skitterphoto on Pexels.com

黒部エリのホームページはこちら
ブログ「エリぞうのNY通信」はこちら
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書くことが生きること。NY在住のマルチなクリエイティブティブライターです。もと少女小説家で、日本の女性ファッション誌や男性誌にトレンド情報を書き、さらにブックライター、コピーライター、エッセイ、小説まで幅広く書いています。たったひとつの特技が、書くこと。不得意なことは山ほどあり(汗)

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