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ニッチで独断なんでもベスト3〜隣のスーパーワーキングママ in New York ベスト3

先月から始ったNYを舞台にしたNBCのドラマ「リップスティックジャングル」のヒロインの一人は、NYのワーキングママを代表するような人。
もっともブルック・シールズ演ずる彼女は、デカプリオ様を「sweetie」と呼ぶやり手映画プロデユーサーというやや現実離れしている役どころ。 それでも彼女が抱える問題は、仕事と子育ての間で、バランスを保つことであり、同じワーキングママとして非常に共感を覚えたりする。

このドラマの原作者は「Sex and the City」と同じキャンディス・ブシュネル。
「Sex and the City」同様、ファッショナブルでキラビやかなNYに焦点を当てている。
レビューはイマイチだったりするが、「Sex and the City」のようにブレイクするかどうかが、今後も期待されるところ。

さて、昨年のマンハッタン在住の子どもがいる「白人」家族の平均収入は$180K(約2千万円)だったらしい。
アメリカの大学では、親の年収が$180K以下の場合、比較的簡単に奨学金がもらえるわけで、$180Kという数字は、ファイナンシャルエイドが受けられる枠であるということだ。
マンハッタンでは、$180Kあっても思うような生活ができるわけではないし、特にダブルインカムの場合は、その数字は決して驚くものではない。

現実的には、生活に追われ毎日あくせく働くワーキングママも多い。
給料は、全てベイビーシッター代に吸い取られ、何の為に働くのか、と改めて考えざるを得ない場合もある。

しかし、それでもNYのワーキングママたちはいつも輝いている。
彼女たちに共通することは、極めて自然体だということ。
頑張り過ぎず、逆に甘えることもない。
プロフェッショナルでも、母であり女であることを隠さなくても済むわけだ。

NYは、ママにはとっても優しい街。
サブウェイでは子連れには席を譲ってくれ、階段の前では、ストローラーは必ず誰かが持ち上げるのを手伝ってくれる。
ワーキングママでも働き易い、という環境が整っているのがニューヨークである。
子育てにどっぷり浸かっているのではなく、何処かで自分だけの世界が保てることは、贅沢なこと。

子育て50%、仕事も50%。
そして家事も50%。
ヘルパーさんがいると多分30%ぐらいになるのかな?
どれもいいとこ取り、という感じ。

それでも誰からも責められない社会と人々の意識がきちんと出来上がっている。
お金がもらえて、自分一人の時間が持てる。
忙しいワーキングママは、仕事をしながらストレスを発散しているのかもしれない。

ママ実業家「mompreneur」:ローラ
職業:クリエイティブディレクター
推定年収:$900K
年齢:42歳
家族:夫(42際)、娘(12歳)、犬一匹
住居:ニューヨークチェルシー

経歴:NYファッションインスティチュート卒業後、ボーイフレンド(現在の夫)と共にインタラクティブ系デザインファームを設立させる。
現在までにあらゆる分野の企業1000社以上のオンラインブランドを展開する。
その業績は、いろいろな所でも認められ、トップ女性エグゼクティヴとして数々の賞を受賞している。
忙しい時間を縫って、趣味から転じたジュエリーデザイナーとしても活躍中。

ちょっと前まで、私が務めていたオフィスが同じフロアーにあったので、その仕事振りはよく知っている。
毎日ド派手な衣装を纏い、ミーティングの後は、必ずショッピングバッグを持って帰って来るような女性だったので、最初は、お人形的存在なのかと思っていた。 ポートフォリオを持ったモデルの姿を見かけるのも珍しくなかったフラットアイアンディストリクトでは、すらりと伸びた長身の彼女が歩いているとまるで何処かのスーパーモデルが歩いているか、という様に人々は振り返る。
名ばかりのクリエイティヴディレクターかと思ったが、彼女は仕事も完璧なバリバリのビジネスウーマンだったのだ。

ピンク色の髪の毛のベイビーシッターがいて、週に一回自宅を掃除してくれるスパニッシュのメイドも雇っていた。
NYの共働きのご家庭では、プロフェッショナルハウスクリーニングを雇っていることは全然珍しくない。
当時4歳ぐらいだった娘はよくベイビーシッターと一緒に、オフィスに遊びに来ていた。
娘が「マミー!」と呼んでいるのに、打ち合わせ中は目もくれない徹底振りだった。
その代わり仕事が終わったら、人前はばからずに走りよって抱きしめていた。

従業員たちの前では、
「You better respect them. They are working, alright?」
と言うのが彼女の口癖だった。

普段は甘い母親でも、仕事に関することになると、かなり厳しい態度を示していた。
そういう彼女。

隣のビルディングにあるパーキングに停めて来た車の中に、寝ている娘を忘れておいて来てしまったことがある。
「全くもう。仕事が忙しいと、これよ!」
と気が付いた彼女は、慌てて迎えに行っていたが、その目は、いたずらっぽく笑っていたのが印象的だった。

オフィスでは、そういう彼女を無責任だと批判する人もいたが、基本的には、みんなが彼女を尊敬している。
彼女も、忙しいワーキングママとしての毎日を、楽しんでいるかのようだった。

娘がキンダーガーテンに入る年、ダウンタウンのギフテッドスクールへ申し込みするはずだったのに、その締め切り日をすっかり忘れていたこともある。
結局まだ〆切りが間に合う他のギフテッドスクールへ入学できるように、慌てて引っ越しをしていた。
学校の為に引っ越しをする、というのもマンハッタンではよくある話しだ。

オフィスには、犬もいて、そこで採用される人の条件は「犬好きであること」も重要だったりする。
2000年以後、「.coms」系インタービジネス企業の倒産が相次ぐ中、失うクライアントも少なく、未だに業界トップで活躍し頑張っているようだ。

<この記事には続きがあります>

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ニューヨーク在住15年を経て2007年12月よりノースカロライナ州へ生活の拠点を移したグラフィックデザイナー兼ライター。英語学習・ティーン向け・女性のためのコーチングも行っている。

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