ニューヨークからプロライター達がお送りする、「ここだけ」のおもしろ情報。

Archive for 2009

マサミの行動を見ていると、つくづく不器用なやっちゃなあ、と思う。そのくせ一旦火がついたら止まらない。突拍子もない行動に出て周囲を驚かせる―。 つい先日、リンダ・パブリッシャーズから出版された『真夜中とタマネギとヌーヨーク*』の主人公「マサミ」は、フリーライターである著者、アキエダ・ユミ氏自身がモデルだ。 彼女の東京とニューヨークでの経験が、個性的でにくめないキャラクターたちにによってフィクション化されたのがこの小説。

既に日本でも芸能ゴシップニュースとしてあまねく伝えられているタイガー・ウッズの交通事故/愛人騒動。 芋づる式とはこのことよと言わんばかりに、でるわでるわ、まだ事故の傷も癒えてなかろうに「実はタイガーとつき合ってるの」「私も彼と寝たわ」「ほら、証拠のメッセージもあるわよ」ってな感じで、ここ掘れニャンニャン状態。 裏がとれただけで、ただいま4人、結婚する前の話や、一夜限りの話に尾ひれがついたものを入れるとまだまだ増えそうな勢いだ。 PHOTO : Keith Allison でも、いつまでこんな陳腐なニュースに驚いているの?という気もする。 相手は世界でもトップのスポーツ選手だ。有名人だし、金もうなるほどある。結婚してようがゲイだろうが、女が寄ってこないわけがないだろう。 バッカだなぁ、タイガー。

11月26日のサンクスギビングからホリデーシーズンが今年も始まりましたぁ。 今回はぐっとミクロな地元民のホリデーシーズン風景をご紹介いたします。 キラキラの5番街ウインドウディスプレイではなくて、ごめんなさーい。 サンクスギビングは家族や親戚と一緒に過ごすのがお約束。 ステレオタイプにいえば、オトコどもはビールを飲みながらテレビでフットボール観戦、オンナどもは台所でペチャクチャしながらターキーディナーの用意、ほんでもってディナーの時にクリスマスプレゼントのウイッシュリストを交換して、翌朝のブラックフライデーにプレゼントを買いに走るのでございます。 まさにアメリカのファミリードラマそのものなのですなぁ。 これって、紅白歌合戦を観て、元旦におせち料理食べて、お年玉もらって、デパートに福袋買いに走ってって、日本の年末年始の過ごし方に似てません?

彼女はまだ子供だった。 家族を皆殺しにされ、殺し屋の中年男を慕う女子になるなんて、12歳だった少女にはかなりきついことだったと思う。 『レオン』のマチルダ役で衝撃のデビューを飾ったナタリー・ポートマン。 私はこの映画に感動し、レオンを演じたジャン・レノと、大きな瞳に哀愁を光らせたボブカットの少女のファンになった。 それでも、私なら自分の幼い娘にはこんな過酷な役はやらせなかっただろう。 PHOTO : Leon/Natalieportman.com『レオン』でマチルダを演じるナタリー・ポートマン 世間の注目を受けて育った子役スターの多くがマセすぎてグレたり、幸せを感じられない大人になってしまいがち。 ところが、ナタリー・ポートマンの場合は、ジョディ・フォスターのように地に足をつけた賢い女性へと成長した。 美貌と知性を備えた気品ある優しい女性だと、ナタリーに会う度、私は感心してしまう。

暦のうえでは春でも、まだ肌寒い土曜日。 わたしは地元のシェルターの「パブリック・オープン(注1)」にでかけた。 表通りから細い坂道を登った所にあるそのシェルターは、体育館のような広さがある。 事務所のような部屋になっている部分もあるが、大部分は適当にスペースを区切って利用しているようだ。 ここは猫だけではなく、犬も一緒に保護されている施設だが、犬と猫の生活空間は、しっかりと分けられている。 清潔感と使い勝手を追求したためか、装飾類はほとんどなく、動物臭もまた、ほとんどしない。 奥の方から、何頭かの大型犬のものだと思われる鳴き声が聞こえてくるが、うるさすぎるという程ではない。 レセプションに居るスタッフに登録をしたい旨を伝え、まずは10ページ近い書類に目を通しながら、記入していくことになった。

私は決して料理が得意とは言えないが、なぜかデザートに関しては、作るものが全てみんなに大好評だ。 多分日本のレシピでやるからかな? 甘ったるいアイシングの代わりにいつも甘さ控えめのヘヴィークリーム(生クリーム)だし、アメリカの子どもたちにも大人気なのだ。 アメリカのバースデイでは、派手なケーキの割には味が悪くさすがに子どもたちも一口食べたら、残してしまう、というパターンも少なくない。 カップケーキは、速攻でゴミ箱行きだったりする。 そういう中で、私が作ったものは、みんながお代わりを要求する。 これだけは、子どもたちにとっても自慢らしい。 「ボクのマミーは、ケーキ作るのすっごい上手なんだよ!」 とお友達にも言い回っている。 何とも嬉しい話。 そういうことを聞くと、今年の誕生日もますます張り切ってしまうわけ。 学校へ持って行くカップケーキ25個づくりから始まり、パーティ用大きなケーキ、そして、実際のバースデイに食べる小さなケーキ。 ちょっと食べ過ぎ? 私の子ども時代に比べるとそう思う。 しかしここはアメリカ。 しかも、もうあと何回こういうパーティができるのかな?と思うと、マミーのケーキがベスト!だと信じてくれている間は、焼き続けたいと思っている。 はい、はい。 親バカですね。 毎年同じケーキだけれど、私のケーキは味が少々違う。 というのは、お菓子造りにしては、私はメジャーメントなど使わず、目分量だから。 (ケーキミックスなどの場合も、ディレクションに従わない、笑)。 ストロベリーが乗っているけど、中には、チョコレートも入っている。 うーん、ヤミー! 今年のパーティでも「あなたのマミーのケーキ、最高ね!」と言ってくれたお友達がいた。 子どもたちはみんなで顔を見合わせて満足そうに笑っていた。 シンプルで、全然見かけもファンシーでない(笑)。 次男は、今年8歳になった。テロの年に産まれた子ども。 ということは、アレから8年たったんだ。毎年、次男の誕生日にはテロのことを思い出す。 大きいろうそくの周りにも8本のろうそくをたてた。 お誕生日おめでとう! 上山仁子のブログ:a Day in the Life 上山仁子が編集長をするフリーペーパー:トライアングルTショット!

アメリカ人が毎年11月の第四木曜日に祝う感謝祭は、私がこの国で最も好きな祝日である。 宗教にまつわる行事でもなければ、贈り物を交換する義務もなく、ただ各家庭が同じようなメニューをそれぞれのバリエーションで準備し(日本でいうおせち料理のような)、それらを囲んでその年のあれこれを感謝する。 私はここ4年間、 中西部オハイオ州のシンシナティーという街に住む叔母夫婦の家を訪ねている。 この叔母、三姉妹である母の一番下の妹なのだが、なにせ昔から付き合いが薄い。なにかにつけて妙に保守的で生真面目。そのうえ人一倍闘争心が強く負けず嫌い。私の最も苦手なタイプである。 今でも同じ国内にいながら、会うのは年にこの時一度きりである。 そもそも、なぜ毎年この最も好きな祝日を最も苦手な相手と過ごすことになったのか。その話は5年前にさかのぼる。

ニューヨークシティ・マラソンで盛り上がったばかりのニューヨーク、同週に市長選はあるわ、ニューヨーク・ヤンキースがワールドシリーズで優勝するわで話題続き。 市民の興奮はこの金曜日にあったヤンキースのパレードで大爆発。松井がMVPを取ったとなっちゃあ、私もじっとしてはいられない。 しかも、パレードは私の会社のすぐ近くを通るのだ!前日から、ヤンキースファンの同僚と「絶対見に行こう」と気合が入っていた。 しかし、当日はパレードが11時からにもかかわらず、通勤電車の中はすでに「レッツゴー、ヤンキース!」と叫ぶハイテンションな人でいっぱい。駅を降りてからも、歩道をうめた人たちをかきわけてようやく会社にたどり着いた。