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凍るハドソン川:それでもニューヨークアートシーンは眠らない

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日本でお世話になっていたグラフィックデザイナーの先輩で、現在は、東京にあるRISE GALLERYというアートギャラリーのオーナーでもあるA氏が、寒波が訪れていた寒い雪のニューヨークを訪れた。

一年振りのニューヨークでは、いろいろとアートショーやギャラリー巡りをしたい、とのこと。

「えぇ?マジ、寒いですよ」

「アートショー、キャンセルされたりして。
外、歩いている人、あまりいないですから」

などと、私が悲観的な意見を言うと、

「え?そんなことないでしょ。大丈夫!」

と、元気な答えが返って来た。

実際、今年で102年目を迎えたニューヨーク最大のアートショーである「アーモリーショー」は、大反響だったようだ。

さすが、デュシャンの作品を展示して「ニューヨークダダ」と呼ばれるアートムーブメントを引き起こす原因となったアートショーだけある。

ニューヨークのアートシーンは、熱い。
寒さの中でも決して凍り付くことはないのだ。

Photos by Junichi Aso
「アーモリーショー」の会場は、ハドソン川沿いの埠頭。2月末から3月中旬までアメリカ東海岸を襲った寒波により、川も凍っていた。


Photos by Junichi Aso
「今回のNYで、是非訪ねたかった場所」が、ここ「PS1」ということ。元小学校の校舎を再利用し、70年代から若手アーティストの作品展示や支援をしている、言わば現代美術の梁山泊。MoMAと合併後「MoMA PS1」となり、今ではカフェやミュージアムショップもある。「昔は廃校になった校舎そのままで、歩くと床がギシギシ鳴っていたのを思い出す」とA氏。

Moma PS1では、3月22日の夜、アイスランドのミュージシャン、ビヨークによる、ヴァーチャルリアリティーの技術を駆使した初のミュージックヴィデオ「Stonemilker」のプレミアプレゼンテーションが行われた。
「Stonemilker」のエキシビジョンは、5月17日まで。Moma PS1の一般入場料は「suggested」の金額だが、「Stonemilker」を鑑賞するには、大人10ドル、学生&シニアは5ドルが必要。(16歳以下の子どもは無料)

MoMA PS1
22-25 Jackson Ave. at the intersection of 46th Ave.
Long Island City, NY 11101
(718) 784-2084