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アメリカンフーズ秘宝館〜ええもんありまっせ〜 No.7 続・次世代の代替肉「ビヨンド・ビーフ」

On: どすこいグルメ

はい、ベジタリアンです。

以前こちらで記事にした「代替肉」「ビヨンド・ミート」のことを覚えておいででしょうか。

ミズーリ大学が研究していた「代替肉」を、「完璧な植物ベースの代替肉」ってのはないものか…という疑問を長年持ち続けていた男性、イーサン・ブラウン(注1)がメリーランド大学、企業2社と共同開発したものです。

この「ビヨンド・ミート」には、Twitterの創始者のひとりであるエヴァン・ウィリアムズと、ビル・ゲイツが出資してもいて、将来を期待されている商品でもあります。

この「ビヨンド・ミート」は現在、鶏肉の代替3種類がメインの商品なのですが、いずれは卵・魚、そして他の肉類の開発も実施する、ということでした。

そんな話を耳にしてから1年近く…。
ついに出ました、新商品。

それが、今回ご紹介する「ビヨンド・ビーフ」です。
鶏肉に追従する新しい代替肉は、牛肉のミンチでした。

鶏肉の商品は冷蔵品として販売されているのですが、この「ビヨンド・ビーフ」は冷凍品です。

既存製品の鶏肉と同じように、豆のプロテインを主原料として作られており(注2)、イースト、マルトデキストリンなどで構成された「香料」を付加、更にスパイス類で下味を軽くつけた商品になっています。

フレーバーはふたつ。
パンチの効いた下味の「フィースティ・クランブル」(注3)と、落ち着いた下味の「ビーフィー・クランブル」の2種類です。

わたしが今回、購入したのは「ビーフィー・クランブル」の方です。

パッケージはこんな感じ。

この、牛のシルエットの中にある野菜が、メインの原材料というわけです。
ハーブ類やガーリックがしっかり写真に入っていることからして、実際の下味は強めかな…と想像したのですが、確かにその通りでした。

中身はこんな風。
冷凍の味付きひき肉…という風に見えます。

ちょっと食べてみると、食感はかなり火を通した牛肉っぽく、歯ごたえがあります
そして、鶏肉バージョンに比べると、ハーブの香りがかなりしました。

正直、和食のような味の薄いものには使いにくいと思います。

パッケージで確認したところ、入っているハーブは「オレガノ」「マジョラム」「タイム」「バジル」「ローズマリー」「オニオン」「ガーリック」…。

これはアレですね、イタリアンでしょう!

…というわけで、今回は、由緒正しい「肉なしミートソース」を作ってみました。

作り方は牛肉で作っていた時と同じ。
玉葱、人参、セロリのソフリットを丁寧に作ったところに、「ビヨンド・ビーフ」とトマト水煮缶を加え、ローリエとワインのみを足してコトコト煮込みました。

途中で半固形のベジタブル・ブイヨンを加え、最後に塩と胡椒で味を整えて出来上がり。

で、ミートソースときたら!
やっぱり、「王道」はパスタに載ったあの、シンプル極まりないルックスですね!!

ほら、見た目はもしっかり、ミートソースパスタです。

その上、こんな風にビーガン・パルメザンなんかかけたらもう、そりゃ「美味しそう〜〜〜!」ってなっちゃいますね。

肉の香味がないため、どうしても高級感は感じられませんが、喫茶店のミートソースっぽい、いわば「懐かし系ジャンク」な感じは充分に出てるかと。

わたし的には、普通に食べて美味しい、「懐かしのミートソース・パスタ」でした。

ハーブがかなり効いているというのを逆手に取ると、キーマカレーなんかにも応用できそうです。

もしくは、洋風スープに散らしてアクセントにするとか、何かのつなぎを使ってまとめられれば、ロールキャベツの中身や、ミートボール風にもできるかも。

またまた、色んなアイディアが浮かぶ、楽しい素材が出てきました!

今後の「ビヨンド・ミート」にはぜひ「ビヨンド・フィッシュ」に挑戦していただきたいものです。

(注1)このイーサン・ブラウン、酪農家に生まれたのにビーガンになったという経歴を持つ人です。

(注2)「豆」はえんどう豆のプロテインとなっており、大豆は使われていません。これは鶏肉も同じです。

(注3)スパイスが効いているらしい「フィースティ・クランブル」に関しては、メキシコ料理に使うことを意図しているのではないか…と思ったりしました。
「ビヨンド・ミート」自体、西海岸の会社ですから、あちらでよく食べられるタコスやブリトーなどに使いやすい商品をイメージしているのかもしれません。


Beyond Meat
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Beefy Crumbles
http://beyondmeat.com/beef-free-crumbles-beefy/

Fiesty Crumbles
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