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No.5 NC番外編:ノースカロライナシャーロットよりエンデューロに臨む小池田猛

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ノースカロライナにもう一人、モータースポーツにかける男がいた。

アメリカ東部エンデューロの最高峰にあたるGNCC(オフロードバイク・レーシングシリーズ)に参戦している小池田猛だ。

もともとは、モトクロス専門だったが、2002年より、エンデューロに切り替えたという。比較的短時間レースで、人工的に作られたコースを走るモトクロスと違い、エンデューロは、レース時間が3時間にもおよぶもの。

しかもコースは、人間の手で作られたものではなく自然の中にあるオフロード

「エンデューロの魅力は、やはり自然との戦いであるというところです」

と小池田は語る。

アメリカに来たのは、2012年の初めだと言うことだ。
今回のアメリカ移住は、勿論アメリカでのレース参戦のためである。

「最初はビザの問題などもあって、家族も呼べずに、いろいろと大変でした。
でもやっとPビザが取れて、準備万端です」

とのこと。

「何でもっと早く アメリカに来なかったんだろう、と思うんですよ。
それだけ、アメリカでレースに出ていると楽しいですし、やりがいがあります。アメリカ人って、いろいろなところで、人生を思いっきり楽しんでいるような気がするんですよね。

日本だと、僕なんてもう若手じゃないですけど、アメリカだったら、たとえば40歳をとっくに過ぎていたりしても、まだまだこれからと始める人もいるんですよ。そういうのって、いいじゃないですか?」

アメリカに来た理由は、日本が不景気だったから、というのも一つの理由だったそうだが、やはり日本という狭い土壌から世界へ出たかったとのこと。

19歳の時に、アメリカで修行をする為に、3年間の渡米経験もあり、アメリカ移住は、家族含めて、ごく自然なことだったようだ。

厳しい世界ではあるものの、アメリカでレースに臨む人たちは、意外にも人生を謳歌している人たちが多く、びっくりしたと同時に、見習うところが多い、と語っている。

1977年10月29日、北海道生まれ。

サラリーマンだったお父さんが「決めていた」ということで、4歳からバイクを乗るようになり、15歳でMFJ公認レースのデビューを果たす。

小さい頃から、バイクしかなかった、という小池田だが、特にバイクが好きだったとか、楽しくてしょうがなかった、ということではなかったのだそうだ。

「高校生ぐらいになってですかね。やっとバイクをやっていてよかったな、と思えるようになったのは。
それまでは、とにかくお父さんが怖くてしょうがないからやっていた、って感じなんです。お父さんは、普通のサラリーマンでしたが、僕が学校が終わった頃、毎日車で迎えに来てくれて、近くの土手とかで、バイクの練習をしに連れて行ってくれました。

モトクロスの世界では、そうやって親が一生懸命にサポートしてくれることは、決して珍しくはないのですが、やはり頭は上がりませんね。当時は、怖いだけでしたが(w)」

鋭く勢いがあるように見受ける面立ちとは裏腹に、話をしている小池田は、とても真面目で温厚な人柄だと感じられる。

ちなみに、休みの日は、お嬢さんと一緒に遊ぶことが大好き、という優しいパパでもあるのだそうだ。

毎回のレース結果は、一つ一つの出来事を丁寧に思い出しながら正確な自己記録として書き残している。
そして、自分自身でも反省するところは反省し、それを次への飛躍へとつなげているのである。

エンデューロと言えば、やはり本場は、カリフォルニアなのだそうだが、日本にいた知り合いにGCCを薦められ、ノースカロライナのシャーロットを拠点にするのがいいだろう、ということになったらしい。

レースは、GNCC以外のものも合わせると、毎週出ている、ということだ。

「やはり家族もいますからね。GNCCだけじゃなくて、いろいろローカルなものにも出ていますよ。多少の賞金稼ぎにもなりますから」

以前からノースカロライナでナスカーレースに参戦している尾形明紀同様、スポンサー探しにも苦労しているのだそうだ。
やはり、全部自分で営業しているということ。

エンデューロでは、1つのレースに参戦する人たちはプロアマ含めて数百人いる。

そして、同じプロクラスの中でもメーカーや大きなチームに所属している「ファクトリーライダー」と一人で転戦している「プライベートライダー」の2種類がある。

ファクトリーライダーは、チームから契約金をもらい(チームがスポンサーをみつけ)、バイクのメンテナンスやレース中のサポートも専属のメカニックがついている。ライダーは走るだけが仕事になり、集中できるわけである。

一方、プライベーターは、自分でスポンサーを獲得してメンテナンスも自分で行い、レース中のサポートは一切ない。
その為、給油などのピット作業もやってくれる人を自分で探さなければいけない。

小池田は、日本で走っているときはファクトリー体勢だったが、アメリカへ本格参戦したいという意向を伝えると、第2戦まではファクトリー体勢の契約でやっていたもの、その後は成績次第ということになったらしい。

現在は、プライベートで参戦中。

そのため、

「給油などは、妻がやってくれています」

と苦笑する。

挑戦者ということで、その辺は納得しているらしいが、さすがにシリーズも後半になると、バイクが痛み3時間トラブルなく走れる状態にするのはとても難しい。

「エンジンやフレーム等もガタがきていて、資金的にも大変厳しい状態です。これからアメリカで続けられるためにも、絶対に表彰台に上がらないといけません」

10月に行われたGNCCラウンド11のレーでは6位スに、そして、ラウンド12のレースは8位に入ったが、それでもやはり喜べない状況なのだ。

10月11日(木)より、東京都主催の三宅島復興イベントのレースの為に日本へ行って来る、とのことだったが、ラウンド11のレースで腰を痛めていたのにも関わらず、見事優勝して、またアメリカに戻ってきたそうだ。

10月21日に行われたラウンド11のレースでは、その腰が悪化し、かなり苦戦したようだが、本人曰く、「気持ちを入れなおして頑張ります!」ということ。

レース一筋。
11月3日は、今期最後のGNCCレースで、ラウンド13が行われたはずだ(レース結果は、ご本人より連絡が来次第、ノースカロライナ.com の方へアップします)。

来期へ向けて、またゼロからの出発となる。
まっすぐに生きている感じがする小池田を、是非とも応援したい。

(スポンサー募集中)

小池田さんは、現在スポンサーを探しています。
興味のある方は是非、こちらまで連絡してください。よろしくお願いします。

小池田猛ホームページ:Koikeda Sports(小池田スポーツ)

上山仁子のHP:http://www.hitoko.com/
上山仁子のブログ:http://ameblo.jp/nymommy/
英語教室|アメリカの子ども(3kids)と勉強する英会話:http://www.3kids.hitoko.com/
親子で英語ーバイリンガル教育の近道:http://www.eship.jp/
親子で英語ーバイリンガル教育の近道メールマガジン:http://www.mag2.com/m/0001178212.html

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