ニューヨークからプロライター達がお送りする、「ここだけ」のおもしろ情報。

偏愛の1:カール・アーバン

On: 偏愛の城 〜萌える美男図鑑〜
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霧深い美の迷宮に惑う乙女たちよ、今宵はわが城にようこそ。

この城は、城主たるわたしが偏愛する何かをご鑑賞いただくだけの場所。

偏愛する何か…それは、美しいもの。
美しいもの…それは、わたしが愛してやまない漢(ヲトコ)どもの「顔」。

しかし、ただそれを並べるだけでは、あまりにも能がないというもの。
仮にも芸術家たる者ならば、お見せするにもまぁ何かやらないとマズいわなあ。

ってなわけで、お題は「コスプレ」!

あなたが知っていようといまいと、お好きであろうとお嫌いであろうと、何らかのキャラに扮した「わたしの愛する美男」を並べてみようかな、ってわーーけーーー。

正直、好き嫌いは激しく別れることでしょうとも。

んでもココは「たとえあなたがお嫌いでもわたしは好きだからしょーがねーわーー」っちゅー、ワガママ極まりない理屈で成り立ってる城なんす。

だから、好きか嫌いか答えはシンプル。
足を踏み入れるからには、覚悟なさるがよろしくってよ?

じゃ、どうぞお入りなさいな。

…つーかまあ、よく企画が通ったよな、コレ。
ニッチのメンバーは、結構にとんでもないものを誌面に召喚したちゃったったよww


[Starless]
W 4800 pixels x H 7200 pixels 300dpi RGB / Painter 12
© Mael Nohara 2012 / Character Copyright : J.R.R. Tolkien

描かれた人:カール・アーバン

わたしが最も愛する俳優。
1972年6月7日生まれ、ニュージランド産。

母がTV関係の仕事をしていたことがきっかけで、幼少時にTVデビュー、そのままローカルTVドラマやローカル映画に出演するコトに。

今でこそ珍しくない「ファンタジー・ドラマ」の先駆けとして世界中でブレイクした「ゼナ〜ウォリアー・プリンセス〜」シリーズに出ていたことにより、SF/FTファンの間でちょっと名前が知られるようになる。

その後、かのピーター・ジャクソンの一発指名によりオーディションなしで「ロード・オブ・ザ・リング」三部作の「二つの塔」〜「王の帰還」にローハンのエオメル役で出演し、ハリウッドでも名前が通るように。

待望のハリウッド・ソロデビューに大失敗wしたりしながらもアメリカのTVドラマに出てみたり、新生スター・トレックで有名キャラ(ドクター・マッコイ)の若いころを演じたりして、評価も知名度もそこそこになって来たトコ。

若い頃にはそらもう「あああああ!!!!」だった演技も、近年はかなりマトモになっており、「RED」ではブルース・ダイヤモンドハゲ・ウィリス、ヘレン・ミレン、ジョン・マルコビッチらとかなりいい役どころで共演するようにもなったりして、なんだかもう嬉しくってヒャッホー

この人が老いて行くさまを観察するのが、わたしのライフワークのひとつ。

モデルとしては、「ボーン・スプレマシー」で演じたロシア人の殺し屋・キリルのルックスを採用。

描かれたキャラ:トゥーリン・トゥランバァル(Túrin Turambar)

原作:J.R.R.トールキン「シルマリルの物語」より「トゥーリン・トゥランバァルのこと」(The Silmarillion / Of Túrin Turambar)・「終わらざりし物語」(Unfinished Tales of Númenor and Middle-earth)・「フーリンの子どもたち」(The Children of Hurin)

「運命の支配者・トゥーリン」の名を持つ、J.R.R.トールキンの世界に登場するキャラ。種族は人間。

キャラのコンセプトは「不幸をよぶ人」

王族の息子として生まれたにもかかわらず行く先々を不幸にし、死体の山を築くハメになるという、「凶運」の持ち主。
たくさんの別名があるものの、どれも呪われ系(「凶運の息子、穢れた血」とか)。

トールキン世界的なラスボス・モルゴス(「指輪物語」のラスボス・サウロンは、モルゴスの配下)の呪いを親子で受けており、トゥーリンを始めとする家族が凶運に弄ばれるさまを、トゥーリンの父は身動きもまばたきもできず、ただただ一切を眺めさせられている…という、かなり残酷な設定も。

モルゴスの配下である極悪龍・グラウルングの策略で実の妹と結婚してしまったりもするものの、最終的には無敵とされたグラウルングを討ち果たす。

しかし、それまでの人生で様々に受けた苦痛に加え、実の妹と結婚していたこと、そしてかの女が先にその事実を知って自殺してしまったことを知り、ついにかれの精神は崩壊。

自らの滅びを感じたトゥーリンは、かつて親友であったエルフ、べレグを自らの手で殺害した己の剣に身を投げ、自死してしまう。

この世界観はトールキンが「祖国(イギリス)に神話を」という意図で生み出したもの…ということもあって、北欧神話の「ラグナロク」に影響を受けているとされる「終末の戦い(ダゴール・ダゴラス)」がある。

全ての自由の民と種族が結集し、ラスボスであるモルゴスとその配下を倒すために戦うことになるが、そのモルゴスにとどめを刺すのが、この「(佩剣とともに蘇る)トゥーリン」

トゥーリンがモルゴスを斃すことにより、フーリンの家をはじめ、全ての人間の「モルゴスに対する怨恨」が果たされる…というコトで、つまるところトゥーリンは「人間代表」ってことでいいかと。

欧米人には今ひとつピンと来ないそうだけど、「どこへ行っても不幸と悲劇を招くが、本人はいたってマトモ&繊細に悩んだり苦しんだりする」、というキャラは東洋受けするんだとか。ふーーん。

それがホントかどうかはさておき、わたし的には「トールキン・キャラ ベスト3」に入るくらい、愛してるキャラ。

いかがだったかしら?
まあ、なんかこんなチョーシこいた感じで、次回も行く予定!!

お楽しみいただけましたら幸甚です。

ちなみに「偏愛(へんあい)の城」です。「変態(へんたい)の城」ではありません。

確かに間違われてもしょうがないとは思うけどw、ニッチにもメンツとか建前があるんで、とりあえず気をつけてプリーズ。

描いた人:Mael Nohara

トールキンヲタとして名高いわたしの、本業は画家。
つまり絵を描く人。

愛MacとW社のペンタブレットを使って、フルデジタルで作画してます。
そんなもん、よく考えなくても紙も鉛筆も要らねえわってコトで、最近アナログ画材を断捨離したトコ。

Mael Nohara公式サイト:Malelstromarts

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