ニューヨークからプロライター達がお送りする、「ここだけ」のおもしろ情報。

カートかトラックか!炎天下でもたくましいぞ、NYのストリートフード

On: イボンヌの部屋
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相変わらずジリジリと太陽が照りつける毎日のマンハッタンです。
でも、お昼ともなればサイドウオークにはストリートベンダーがズラーッと並びます。

ニューヨークっちゃぁ、ホットドッグスタンドが名物のように思われていますが、メキシカン・タコス、タイ料理、中華などもあり世界味めぐりで、よりどりみどりです。

そんな中、ダントツ大多数を占めるのがハラル・フードのカート
同じブロックにカートが軒を連ねている風景もみられます。

ハラル・フードとはライスやピタパンにチキンやラム、野菜をのっけてソースをかけるのが基本形。
イスラム教の戒律にのっとった食べ物とか。

ブログやグルメサイトで一番人気が53丁目と6番街の角のカート

何しろ自らNew York’s Best Halal Foodと看板を上げて自信満々です。
長ーい列で10分以上は待たされますが、お客さんは暑い中でも辛抱強く並んでいます。

イエローライス、レタス、トマトの上にラムとチキンにたっぷりの白いヨーグルトソースがかかって、ピタパンもついたコンボが6ドル

スパイスの効いたラムとチキンの両方が楽しめますが、量がハンパじゃありません
2食分はたっぷりありますので、女性ならシェアでもいいかも。

私ベストはトリニ・パキ・ボーイ・ハラル・フード(Trini Paki Boy Halal Food)
43丁目と6番街の角にいます。

パキスタン風カレーチキンと聞いていたので、勝手に仲間内で「パキカレ」って呼んでいます。

名前のトリニはトリニダード風スパイスソースパキはパキスタン風カレーをあわせたハラル・フードだそうで、なるほど!他とは少し違う味付けだってことがわかりました。

ライスにカレーチキン、ひよこ豆、野菜炒め、レタス、トマト、オニオンを手際良く盛ってもらったら、最後に白いヨーグルトソース。スパイシー好みなら赤いホットソースがおすすめでしょう。

こちら小さいサイズで4ドル
上から見ると少なく見えますが、ミルフィーユ状のハラル丼ですので、お腹いっぱいになります。

何でも、20年以上商売しているって言ってました。
そういえば私も10年以上ご贔屓さんです。

ところで、最近、すごい勢いで増えてきたのが、フードトラック

トラック組には、ストリートからスタートしてお店をオープンしたビジネス成功ケースが多いのも特徴です。

カートと違って、パーキングスペースの確保が必須になるのですが、「今日はここにいるよー」とツィッターやフェイスブックを使うことが、かえってお客さんの追っかけ気分を煽っています。

まずは急成長のリックショー ・ダンプリング・バー(Rickshaw Dumpling Bar)
http://rickshawdumplings.com/

まっ赤なトラックに「人力車」のロゴがヒップな餃子トラックです。
ベジタリアン・エダマミーなんて、ヘルスコンシャスなニューヨーカー向けのメニューもあります。

お値段は3個で3.75ドル6個で6.50ドル

創業者のケニー・ラオ氏はNYUのビジネススクール・スターン校の出身、レストラン業界で働いた後、最初にお店をオープン。

その後、トラック販売を始めて行列のできる五つ星ストリートフードにしたと思ったら、あれよあれよという間にグランドセントラル駅東の一等地に新たにお店を構えました。

トラックやお店の演出、マーケティング、展開の方法、SNSの使い方、メニューなどすべてがよーく計算されていて、さすがMBA、すばらしいビジネスモデルです。

さて、こちらは数年前にアッパーウエストで見かけて、いい感じと思っていたのがヴァン・ルーウェン(Van Leeuwen Artisan Ice Cream)のアイスクリームトラック。
http://www.vanleeuwenicecream.com/

クリーム色の車体にフレーバーのメニューが優美な植物画で描かれています。
アッパーウエストでは見かけなくなったと思ったら、今は7台のトラックがダウンタウンだけでなくブルックリンにまで遠征しているそうです。

お子ちゃま相手のMr. Softeeと違って、明らかにオトナをターゲットにしている雰囲気。
素材はローカルのミルクやオーガニック、容器やナプキンもサトウキビ滓からできたものを使用してエコフレンドリーにこだわっています。

一番人気のアールグレーとピスタチオの合盛りで4.90ドルなり。

イーストビレッジに可愛いお店もオープン、ここを含めて今や3店舗。
こちらもトラックからお店への成功組で、イケイケドンドンです。

カートに比べると、トラックのストリートフードはお値段も若干高めですが、かなりファッショナブルなところが受けているのでしょう。

そんな中、ついに日本の味のフードトラックがミッドタウンにお目見えしました。
その名もオカダマン
http://okadamannyc.com/

愛嬌タップリのひげ面おっちゃんとコテが目印です。

メニューはお好み焼き、焼きそば、たこ焼き、唐揚げ。

こちらが日本人シェフ直伝のお好み焼き、8.25ドル
うん、正しい味でした。

唐草模様の手ぬぐいを頭に巻いたアメリカ人のお兄ちゃん達が、汗をふきふき焼いてくれます。

オカダマンの登場で、日本のコンフォートフードの新しい風が、マンハッタンのストリートに吹き始めたのかもしれません。