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No.28 NYの新名所! アップルストアがグランドセントラル駅に開店!

On: 生にゅー! 生のNYトレンド通信

2010年12月9日に、鳴り物いりでオープンしたのが、グランドセントラル駅のアップルストア。

世界で最大規模といわれるストアだけに、早くもNYの新名所として話題に。
いったいどんなものなのか、さっそく現地をリポートです。

広大なグラセンのコンコースに、バンダービルド通り側から入ると、正面に光るリンゴのマークが、どーん!
まるで駅がアップルに占拠されたかのよう。

階段をあがって以前はレストランバーだった箇所がアップルストアになっています。
なるほど、中央コンコースの二階部分が店舗になっていると。


グランドセントラル駅の中央コンコースを階段であがったところがアップルストア。
この日はホリデーシーズンだったため、サンタの恰好をした人たちと、
アップルストアの赤いTシャツの店員が見わけつかず。

アップルストアでおなじみのレイアウトで、カウンターにずらずらとマック製品が並んでいて、パソコンを試してみる人たちでいっぱい。
当然ながらキッズはゲームに夢中!
背景が背景だけに、これだけでもかなり面白い光景です。


2階にならんだカウンターにはマック製品を試す人たちでいっぱい。
ふつうのアップルストアにない立地がユニーク。

ここまではふつうのアップルストアが駅のなかにあるといった作りで、それほど大規模感はなし。
ところが吹き抜けになったコンコースをぐるりと取り囲む中二階の回廊に出たとたんびっくり。

おおおー、両側の回廊全部がアップルストアになっとるー!
でけー!
超でけーーーーーー!

ボーザール様式で作られたクラシックな回廊には、有名なメロン型のシャンデリアが下がっていて、その伝統とモダンがマッチした雰囲気もカッコいい。


二階の回廊部分。
グランドセントラル駅はボーザール様式で建てられていて、
天井から下がるシャンデリアも独特の形で有名。

このスケール感はグラセンという立地条件も大きくて、二階の回廊から大理石が敷かれた巨大なコンコースを眺め下ろすと、ものすごいアップスケール感。

ターミナル駅を使う通勤客にとっては乗り替えてアップルストアに行かずに住んで便利だし、次の列車を待つ間に時間つぶしもできるし、なんたって旅客にとって便利なのが嬉しいところ。


エキスパートが対応するジーニアス・バーも広々とした設置。
ついでにビールでも出して欲しいような雰囲気ですね。

これだけ広大なストアとなると賃料も気になるところだけれど、アップル社はスクエアフィートあたり、60ドルという破格の値段でレンタルしたとか。

他のテナントがスクエアフィートあたり200ドルを払っていることを考えたら、なんと70%オフという大バーゲン価格。

グラセンは日に750,000人の通行客を誇り、ホリデーシーズンともなれば日に100万人の通行客があるというメガターミナルで、アップル社は10年契約に先立って5,000,000ドルを払ったともいわれている。

グラセン側としてもアップルストアができることで集客を見込み、活用されていなかった回廊を貸し出せるのだから出血サービスも当然かも。
もしかしてアップルとビッグ・アップルのダジャレを狙ったとか!?


アップルストアから見下ろせば、目の前に広がる大コンコース。
このスケール感が気分よし!
グラセンにとっても集客をさらに増やせる目論見のよう。

グラセンが所属するニューヨーク州都市交通局(MTA)は独立公益公社で、蛇足ながらポール・マッカートニーが再婚したナンシー・シュヴェルさんはこのMTAのボードメンバー(役員)でありビリオネア。

こうした巨大な企業同士が手を組んで、さらにビッグな金儲けをするというのがまたNYを象徴しているところ。

NYに住んでいる一般人の身としては、オシャレなアップルストアがグラセンにオープンする前に、土日も間引き運転せずに地下鉄やバスが走って欲しいと願っているのだが……。

それはともあれグラセンのアップルストアがあらたにNYを代表するスポットのひとつになったのは間違いなし。
一度は覗いてみる価値ありです。

Apple store Grand Central
89 East 42nd Street New York, NY 10017
(212) 284-1800

 

営業時間:
月曜~金曜 7:00 a.m. – 9:00 p.m.
土曜:10:00 a.m. – 7:00 p.m.
日曜: 11:00 a.m. – 6:00 p.m.

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Thumbnail Photo : Randy Stewart