ニューヨークからプロライター達がお送りする、「ここだけ」のおもしろ情報。

日本人パフォーマーの祭典・JAM2011

On: ニッチなフォトログ

JAM=Japan Arts Matsuri、の略です。

トライステートで舞台芸術に携わる日本人アーティスト(シンガー、ダンサー、パフォーマー、バンドなどなど)の出演で彩られる、屋内型としては全米最大規模の「お祭り」です。

毎年毎年、規模を大きくしながら続けられていて、今年でとうとう9回目。

グリーンポイントからイーストビレッジに場所を移して、今年も盛大に行われました。
わたしは両日とも、運営のボランティアとして参加して来ました!

会場にはお祭りの提灯も飾られ、祭りの空気感を盛り上げます。

今年は日本の便利グッズと駄菓子の販売や、型抜き、射的などの「日本のお祭り」っぽいブースも出店されていて、イーストビレッジに集う日本人以外の人々にも大好評だったようです。

いろんな人種のお客さんが、歓声を上げてゲームを楽しんでいました。

シアターの方は二部構成になっていて、まず前半は、アマチュアからプロまで幅広いパフォーマーが出演する「タレントナイト」が行われます。

タレントナイトの後はインターミッションをはさみ、ゲスト出演者によるショーとなります。

このタレントナイトでは、ひとり(またはひとグループ)持ち時間5分程度の出演時間により、歌からダンスから、様々なパフォーマンスが百花繚乱で楽しめます。

最後には観覧者による投票が行われ、ベストパフォーマンス賞が授与されます。

賞が授与されたアーティストは、来年のJAMでゲスト出演(20分程度の公演)が可能になるという、登竜門的な役割もあるイベントです。

写真は、魂のこもったダンスで観客を感動の渦に巻き込んでいた、Yuriko Miyakeさん。
「豚豚美踊師」の名前で他2名のダンサーと共に活動されていましたが、ここ数年はソロ公演もされています。

そして、土曜日のゲスト出演者によるショーでは、このニッチでもインタビュー記事が掲載されているピアニスト西川悟平さんが出演されました。

写真はシンプルな舞台に設えられたピアノに向かう西川さん。

約20分の演奏でしたが、誰一人として音を立てられないほど、心地よい緊張感に満ちた、素晴らしいものでした。

二日目、日曜日のタレントナイトには、アマチュアゴスペル界で快進撃中のNOW(なお)さんが出演。
東海岸最大の大会「マクドナルド・ゴスペル・フェスト」で女性ヴォーカリストとして3位を獲得後、アポロ・シアターのアマチュア・ナイトにも出演した実力派。

シンプルなピアノ伴奏と共に披露されたソウルフルな歌声は、絶賛の拍手を浴びていました。

また、公演終了後は熱心に他の方のパフォーマンスを見学し、裏方やボランティアひとりずつに挨拶して回っていたNOWさん。

出演者であるにもかかわらず、自主的に舞台の撤収を手伝うその姿からは、舞台芸術への真摯な愛を感じました。

ゲスト出演では、昨年のJAMでタレントナイトのベストパフォーマンス賞を得てゲスト出演となった、ギタリストの龍太郎さんが、今年はバンド形式で出演。

オリジナル曲をメインに、ギター、タップダンス、ピアノ、ドラムスという、ちょっと変わった構成で、観客をわかせていました。

このJAM2011のトリは、あの大江千里さんがマスターとなっているビッグバンド、「モーニング息子。」。

管弦楽奏者が10名あまり、そこにギター、ドラムス、大江千里さんのピアノが加わった大所に、指揮者が登場して全体をまとめる、まさに「ビッグバンド」。

何しろこの人数ですから、音の迫力が段違いです。
漏れてくる音を聞いて、急遽チケットを買って入った人も!

日本のヒット曲をカバーするという、日本人には親しみやすい構成で、今年のトリを盛り上げてくれました。

写真はピアノに向かう大江千里さん。
現在、NYでジャズピアノを学び直されていて、昨年からジャズピアノの演奏によるライブ出演もされています。

大盛況で終わったJAM2011、来年は節目の10回目。
来年の11月頭を、お楽しみに!!

ブリス・アップルドアのブログはこちら:BliBlo