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フラミンゴからロボコップに変身、なぜか骨折患者が多いマンハッタン

On: イボンヌの部屋

前回の更新でギプスをご披露しましたが、おかげさまで、3週間後には3M製ギプスから解放されました。やったー!

「じゃぁ、ブーツにしよっか。これを後3週間ね。」と、新たに病院で履かされたのが、これでございます。

いかにも頑丈そうでしょ。フラミンゴからロボコップになりました。

固いシェルの中にクッションのインナーがあって、マジックテープで固定します。
うれしいことに脱げるからお風呂も入れるようになりました。

ヒビの入ったところは完治してなかったので、ナマ足では歩けません、でも、このブーツを履くと松葉杖がなくても歩けるのです。
痛くない!構造は単純だし、ハイテクな装具には見えないのになんで歩けるの????

しっかし、これがメチャクチャ重量級。体重計で測ってみたら2kgもあります。これを寝る時も履けといわれてもねー。
片足にスキー靴を履いてベッドに入るのを想像してみてください。

いやはや、せっかくギプスとおさらばしたのに、一難去って、また一難。
最初はまじめに寝る時も履いておりましたが、3日でギブアップ。ドクターの指示を無視して寝る時はご免してもらいました。

それにしても、今回、ケガをして感じたのは、町なかで同じようなブーツ姿の人をよくみかけるのです。
こんなのもあります。私のは黒いのですが、こちらはこのままスキー場行けそうです。


PHOTO from Amazon.com

特にバスに乗るとご同病によく会い、優先席が整形外科の待合室状態に。
そして、口々にケガ談義が始まります。
オフィスのあるビルでも3人も見かけましたし、何でこんなに骨折者が多いのでしょう?謎、謎、謎・・・・。

考えてみると、ロボコップブーツがあれば歩き回れますし、前回紹介したようにバスも楽に乗り降りできるので、自宅でじっと療養している必要がないのでしょうね。だから骨折者ウヨウヨなのです。私も休まずに仕事に行けましたからねぇ。

これだけ需要があるのだから、ダナ・キャランとかラルフ・ローレンデザインのでもあれば、骨折ライフもおしゃれに過ごせそうですのにねぇ。

そして、ついにロボコップともバイバイできました。

ところが、多少歩けるようになるとビルの入り口が厄介なのを新発見。
いやはや、いろいろ発見があります。(汗)

マンハッタンのビルの入り口は自動ドアがほとんどありません。
回転ドアと開き戸式扉の組み合わせが圧倒的に多いです。

回転ドアは人が何人も一緒にクルクルするので、ヨチヨチ歩きはスピードについて行けません。「恐怖の回転ドア」でございます。
みなさん、心得たもので、様子を察してゆっくりゆっくり押してはくださいますが、ハラハラドキドキしながらくぐります。

「じゃぁ、開き戸の方で入ればいいじゃんか」と思うのですが、こっちはハンパない重さで、「エイや!」と踏ん張らなければなりませぬ。まだまだ本調子じゃない足にはキツい。

バリアフリーの整っている町なのに何でこんなに不便なのかと疑問だったのですが、どうやら温度に関係した建物の構造のようですね。
回転ドアはビル内に外気が入り込まないようにするのだそうです。
重たいドアは風圧でドアが開いてしまわないようにしているみたいです。

自動ドア天国の日本が恋しい!

最後に ・・・「告白」します。
もう杖なしで歩けるのですが、ぶつかるのが怖いので露払いがわりに杖をついております。ごめんなさーい。
だって、ニューヨーカーは早足なんだもん。

それにしても、骨折は骨の再生を待つのが治療法だそうです。それが6週間なんだってさ。
飲んだら翌朝ピョンピョン歩ける特効薬はないようですな。まぁ何て原始的なんざんしょ。

ならば、納豆だ!煮干しだ!小魚だ!チーズだ!ヨーグルトだ!と骨によさそうなモノをせっせと食べました。
私の細胞が、ヒビの入ったところでカイコが繭を作るように頑張っていたでしょうから「くっつけー、くっつけー」とエールも忘れませんでした。

あー、長かった~!後はフィジカルセラピー頑張って、間もなく路上でマイケルダンスだぁ。