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No.15 泣きっ面の交通事故から蜂の巣をつついたような愛人騒動に発展した、踏んだり蹴ったりのタイガー・ウッズ

On: 怒りの鉄拳! 紐育バガボンドが斬る!(更新終了)

既に日本でも芸能ゴシップニュースとしてあまねく伝えられているタイガー・ウッズの交通事故/愛人騒動。

芋づる式とはこのことよと言わんばかりに、でるわでるわ、まだ事故の傷も癒えてなかろうに「実はタイガーとつき合ってるの」「私も彼と寝たわ」「ほら、証拠のメッセージもあるわよ」ってな感じで、ここ掘れニャンニャン状態。

裏がとれただけで、ただいま4人、結婚する前の話や、一夜限りの話に尾ひれがついたものを入れるとまだまだ増えそうな勢いだ。

vagabond15 No.15 泣きっ面の交通事故から蜂の巣をつついたような愛人騒動に発展した、踏んだり蹴ったりのタイガー・ウッズ
PHOTO : Keith Allison

でも、いつまでこんな陳腐なニュースに驚いているの?という気もする。
相手は世界でもトップのスポーツ選手だ。有名人だし、金もうなるほどある。結婚してようがゲイだろうが、女が寄ってこないわけがないだろう。

バッカだなぁ、タイガー。

近所の木に車をぶつけて脳しんとうでモウロウとしているところに、スキャンダルでガーンとやられて、茫然自失だろう。奥さんは優しく看病してくれるどころか、プリナップ(婚前契約書)を書き直せ、慰謝料払え、とギャンギャン責め立てていることだろう。

ところで、事故発生当時、自宅にいた奥さんのエリンさんは、ゴルフクラブを使って後方部の窓を割り、意識不明の彼を助け出したとも、逃げるタイガーを追いかけてゴルフクラブを振り回してたとも言われ、なぜか中国で勝手にCGニュースが作られて、アメリカのマスコミが面白がってその映像を取り上げている。

いさぎよく謝罪会見でしおらしくぜーんぶ認めれば、その後の反応も違っただろうに、メッセージといえば自分のウェブサイトで「transgressions(罪)を犯しました、申し訳ありません」と謝ったのはいいが、何に対して謝っているのか、事故なのか、浮気なのか、マスコミ騒動なのか、かんじんのその罪がなんなのか、まったく言及せず、かなり腰抜け。

ついでに自分の名を冠したチャリティートーナメントをドタキャンして家にひきこもり。

だらしねーなー、虎ちゃん。

もしウッズが純粋にゴルフの賞金だけで暮らしているのなら「プライベートなことに首を突っ込まないでくれ」という権利もあるだろう。

しかし、タイガー・ウッズは、天才的なプレーヤーであるばかりでなく、良き夫、良き父という、クリーンなイメージを売り物にして、ナイキやアメリカン・エクスプレスのコマーシャルで荒稼ぎしてきたのだ。
それが浮気三昧、下半身大暴走、お手つき殿様だったとなれば、コマーシャルを享受してきた「皆様」に対して放っておいてくれでは済まされない。

一番最初のナイキのコマーシャルを覚えているだろうか? あどけない子どもたちが次々にI am Tiger Woods.と自ら宣言して、彼に寄せる憧憬の深さを全面に出したのが印象的だった。(これは映画『スパルタカス』がオリジナルで、スパイク・リーも『マルコムX』で子どもたちに同じことをさせていたっけ。)
今じゃ、愛人が次々に I am Tiger Woods’ (girlfriend).と名乗りを挙げてるし。

なさけねーなー、エルドリック。

しかも面白いのが、愛人のねーちゃんたちがみんな似たようなタイプだってこと。
トロフィーワイフとして一番価値の高い、元モデル、北欧系のブロンド美人はちゃっかり奥さんとしてキープ、浮気の相手はイケイケボディでロングヘア、ちょっとお下品な色気全開、フェロモンムンムン系のブルネット姉ちゃん。しかもナイトクラブで働いているとか、ラスベガスでカクテルウェイトレスしてるよーな女ばっかり。

こういうタイプは、ナイスバディ以外の自己資産がなく、真面目な勤労意欲も持ち合わせず、有名で金持ちの男をゲットするためだけに生きてるようなもの。

毎日鍛錬を積んでいる日本の芸妓や、男あしらいのプロとしての自覚を持っている銀座のママさんとは違って、日陰の愛人に徹する気持ちなんて微塵もない。相手が結婚してくれないなら、奥さんにバラすと脅してさらにふんだくるか、ゴシップ誌に洗いざらいしゃべってギャラをもらうか。

そうでなくても、最低、周りの人間に「タイガーとやったのよ、アタシ」と吹聴しないわけがない。
浮気の相手として一番リスクが高いってのを知らないんだろうか、ウッズともあろう大物が。

もうひとつ言うならば、もうこれでわかると思うんだけど、スポーツ選手って闘魂ムンムン、男性ホルモン出まくりな人種なわけです。爽やかなスポーツマン、ってのはありえない。
勝負の時だけ熱血野郎で、それ以外は草食男子になれ、っつー方がムリ。

日本のスポーツ界でもそれは同じ。だから選手はみんな性欲持て余して、その辺にいる女子アナを食べちゃうわけです。それが好意的に報道されたり、あるいはスキャンダルにならないのは、スポーツ記者が、そういう職場の乱れた性風俗で恩恵を受けている側だから。(と、以前そういうスポーツ番組の裏方にいた経験から、この世界で浮気しない夫を見つけるのは至難の業だと思い知った。)

さて、これからどうする、ウッズ?

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    中国じゃなく、台湾です。