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NY+日本の音楽ユニット「Co-Sonus」が「坂本龍一|設置音楽コンテスト」に入選

On: 耳よりニッチ! 情報コーナー

NYで「サイマソニック・ヒーリング」のプラクティショナーとして活動している山田惠さんと、日本在住の三昧琴奏者・福島千種さんの音楽ユニット「Co-Sonus(コソノス、ラテン語で『共響』の意)」の作品が、「坂本龍一|設置音楽コンテスト」にて、入選しました。


左・福島千種さん、右・山田惠さん

「設置音楽」は、坂本龍一さんの8年ぶりの新作「acync」に伴うインスタレーション作品で、アーティスト・高谷史郎さんとのコラボレーションにて制作された「acync」のもうひとつの形です。
 
2017年4月にワタリウム美術館で公開された第一弾を踏まえ、今回は「設置音楽2」と名づけられた新たなインスタレーションが、新宿区初台・オペラシティのNTTインターコミュニケーション・センターにて、ICC二十周年記念作品として12/9より公開されました。


内覧会・レセプションにて、高谷史郎さんと坂本龍一さん

この「設置音楽2・IS YOUR TIME」の公開に合わせ、「acync」の世界観と響き合う作品を募集したコンテストが「坂本龍一|設置音楽コンテスト」
応募作品には5.1chサラウンドによるマルチチャンネルの処理が求められたため、非常に難易度の高いコンテストとなりました。

NYで録音された「Co-Sonus」の作品は、NYでも指折りのスタジオ・エンジニアやNYを拠点に活動するアーティストらの協力を得て作り上げた「処女作」。
その音源は、コンピュータによる周波数音と、生演奏による三昧琴のアナログ音の斬新なコラボレーションに仕上がっています。

2018年3月11日までの会期中はICCのシアター(4F)にて、入選作品を全て上演しています。
ぜひ、足をお運びください。

入賞・入選作品
Tanapon CHIWINPITI《…auf sprechen》
MIYAKI Asako《Afterimage》
MATSUMOTO Akihiko《Preludes for Piano Multichannel Installation Version》
Markus MUENCH《field_》
HISHIYAMA Shota《Fetus》
FUKUSHIMA Satoshi《gladiolus white》
ISOZAKI Shogo《projection》
Co-Sonus (YAMADA Megumi & FUKUSHIMA Chigusa)《Co-Sonus》
HIRANO Mayu《kiun no ma》

また、「設置音楽2・IS YOUR TIME」は、5.1chの上を行く、10.2chともいえる、10個以上のスピーカーとLEDモニタを使って上演されるインスタレーションで、「acync」の音源をリミックスした、新しい作品に仕上がっています。

この公演の主役ともいえるのが、会場奥に設置された「ピアノ」。
これは3.11の震災で津波を被ったピアノをクリンナップすることもせず、最低限、音が出るように調整したもの。会場では「世界中の地震のデータ」を元に音を出し、スピーカーの音源と合わせる…という作品の一部になっています。

このピアノとの出会いは、現在公開中のドキュメンタリー映画「Ryuichi Sakamoto : CODA」の作中で語られています。

「坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽2 IS YOUR TIME」

会期:2017年12月9日(土)—2018年3月11日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
インスタレーション:ギャラリーA/入選作品上演:4Fシアター
※クロークを左に回った、ドアの向こうがシアターです
※毎時10分に上演が開始されます
※1回の入場は27名までです

開館時間:午前11時—午後6時(入館は閉館の30分前まで)
* 12月10日は午前11時—午後3時(入場は午後2時30分まで)
* 休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日 なお,2/12[月]は休館,2/13[火]は開館),年末年始(12/28-1/4),保守点検日(2/11)

入場料:一般・大学生 500円(400円)/高校生以下無料
*( )内は15名様以上の団体料金
※シアターの入場料は無料ですが、ギャラリーAの「IS YOUR TIME」は500円の有料公演です