ニューヨークからプロライター達がお送りする、「ここだけ」のおもしろ情報。

No.64 ロマンチックなインテリアと正統派フランス料理で迎えてくれる人気のお店、「ル・クク」

On: 生にゅー! 生のNYトレンド通信

いまNYでロマンチックかつトレンディなお店を選ぶなら、フレンチの「ル・クク」がお勧めです。

場所はソーホーの南端、ブティックホテルの「イレブン・ハワード」の1階にあって、2016年にオープン。

店に入ると、高い天井には大きなシャンデリアが下がり、煉瓦の壁がいかにもNYらしく、エレガンスと旬な雰囲気が同居しています。


Photo : DITTE ISAGER

こちらはフレンチ・レストランながら、じつはシェフのダニエル・ローズはシカゴ生まれのアメリカ人。

彼はパリの大学で学んだ後にリヨンのポール・ボキューズの学校で本格的にフランス料理を修得したという経歴の持ち主なのです。

その後さまざまなフランス料理店で修行を積み、2006年にパリで「スプリング」という小さな店をオープンし、続いて2015年にはビストロ「ラ・ブルス・エ・ラ・ヴィ」を開いて人気を博しています。

アメリカ人でありながら、本場のパリで成功したシェフ・ダニエル
その彼がアメリカの敏腕レストランターと組んで、NYでオープンした「ル・クク」が、彼にとっては初のアメリカ逆上陸となるもの。

伝統的なフランス料理を研鑽したシェフらしく、クラシックなフレンチのテクニックと料理にこだわりながら、ローカルな素材を使い、モダンなテイストに仕上げているのが特徴です。


仔牛のテリーヌ Photo : Corry Arnold

メニューには「仔牛のテリーヌ」「鴨のコンフィ」「カワカマスのクネル」といった伝統的なフレンチの皿が並びます。


ポワロネギとヘーゼルナッツ Photo : Corry Arnold

といっても「鴨のコンフィ」にはチンゲンサイが添えられ、「クネル」にはロブスターのソースが添えられて、ローカルな素材を合わせてモダンに進化させています。
その匙加減のうまさが、さすがシェフのセンスです。

「ソバ粉で揚げたウナギ カレー風味のビネグレットとハーブ添え」には、モントークで獲れたウナギが使われていて、あまりウナギを使ったメニューがないNYのレストランでは出色の出来映えです。


海藻バターで温めた牡蠣 Photo: Corry Arnold

そしてシグネチャーになっている料理は、ウサギ肉の3箇所を各々違う味わいに仕立てた料理「トゥ・ル・ラパン」(ウサギのすべて)。
NYでうさぎ肉料理をおいしく出す店は少ないので、ぜひ試してみたいもの。


鴨肉のサクランボ添え Photo: Corry Arnold

フレンチらしいフレンチを、今らしくアップデイトした味わいと、ロマンチックな内装で、オープン以来NYのグルメたちの間で大人気、なかなか予約が取れないほど評価が高い店になっています。

「ル・クク」「イレブン・ハワード・ホテル」にあるレストランなので、朝食からランチ、ディナーまですべてを網羅し、週末にはブランチも提供しています。

ランチは2コースで$52 ですが、量はディナーのプレートと同じなので、お値打ちです。
ロマンチックな空間とおいしいフレンチをぜひ満喫下さい。


ムース・オ・ショコラ Photo: Corry Arnold

Le Coucou
住所 138 Lafayette Street New York, NY 10013
電話 (212) 271-4252
http://www.lecoucou.com/

 

 

朝食7:00 am ~10:30 am(月曜〜金曜) ~10:00am(土曜日曜)
ランチ11:30 am – 2:00 pm(月曜〜金曜)
ディナー5:00 pm – 10:00 pm (月曜日曜) 〜11:00pm(火曜〜土曜)
ブランチ 10:00 am – 2:00 pm (土曜日曜)

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Featured Photo Credit : DITTE ISAGER