ニューヨークからプロライター達がお送りする、「ここだけ」のおもしろ情報。

辛抱と忍耐、独立記念日の花火見物レポ

On: イボンヌの部屋

毎年、取りざたされるのが「東」か「西」か
花火は川の4槽の船から打ち上げられるので、東のイーストリバー、西のハドソン川のどちらかで見える場所に大いに差が出るのです。

イーストリバーなら対岸のクイーンズ区ブルックリン区の住民も見えるのですが、西のハドソン川だと隣のニュージャージー州の人たちが楽しめることになっちゃうわけで、「ニュージャージャンなんかに見せる必要なんかあるもんか」ニューヨーカーの中には意地悪な発言をする人もあるほどなのでございます。

ブルームバーグ市長の時代はずっと西のハドソン川
ところがデブラジオ市長になってからは東のイーストリバーになりました。

それも至極当然、デブラジオ市長はもともとブルックリンにお住まいなのでございまして、地元民へのサービスってところでしょうか。

さて、次に問題になるのは「どこで見るか!」

川沿いのアパートなら自宅から優雅に見物できるわけで、お祭り好きのニューヨーカーはもちろんパーティーでしょう。
そこで、川沿いの住民が知り合いにいるとわかれば俄かに親しくスリスリ近寄って、パーティーに忍び込もうと企てる輩も多くございます。

パーティーに潜り込めないとなると、川沿いに繰り出すしかございません。
花火が始まるのは夜の9時半なのに、当日は3時過ぎから川に向かって、ピクニックの食料や飲み物、ビーチチェアやパラソルを片手にゾロゾロと人々は移動を開始いたします。

我々も「どうする?どうする?」と協議を重ねた結果、先発隊4時半集合といたしました。「ええー、そんなに早く行くのか!」と後発隊に呆れられながらでございました。

ところがところが到着すると、すでに私たちより先に陣取り組がおられました。
うーむ、こりゃぁ花見の場所取りに相通ずるものがございます。

川面をながめながら、パソコン、スマホで仕事もできます。本も読めます。
つまみのチップスが足りなくなれば、近くのスーパーまで散歩かたがた買い出しに出かけたって十分時間に余裕はあります。

ビールもグビグビやれますが、とにかく場所は確保したままじっと我慢の子なのです。

日頃はせっかちなニューヨーカーですが、花火となれば、首をぐぐーーんと長くして待つこと5時間辛抱なんのそのなのでしょう。

川沿いからの見物だけではございません。花火船と同じ水上から見ようという方々もいらっしゃいます。
なんとカヤック隊登場

夕暮れから本番まで数時間もパドルを動かし続けるのは修行ですなぁ。

日が落ちるとゴージャスなボートがあっちこっちから集まってきて川は大混雑。

中では、シャンペンにキャビアなんて優雅な船上パーティーが繰り広げられているのかしら。

そんな川面を眺めながら、やっと花火は間もなくというところで今年はなななーーんと雨が落ちてきました
ポツポツなんて生易しいものでなくて、大雨、豪雨、土砂降り、じゃじゃ降り

ただ、せっかくの場所を離れるわけにはまいりません。
5時間の忍耐が水の泡じゃありませんか!

傘の下に身を寄せて、ひたすら雨をしのいだのでございました。

どなた様も心がけがよかったのでしょうか、花火が始まる時には雨は小止みに。
そして、夜空のショーの始まりでーす。

今年は40周年を記念して25分間に52000発、1秒間に34発。
大盤振る舞いだったようです。

何しろ4つの花火船から上がるので、ドンドン、ボンボン、ヒュルヒュル、「玉屋~」「鍵屋~」などと悠長なことを言っている隙はございません。

マンハッタンの空が白んでおりました。
間髪を入れずとはまさにこのこと。

「雨ニモマケズ、風ニモマケズ、夏ノ暑サニモマケズ」に、独立記念日の花火大会を堪能したのでございました。

 
Photo Credit: Lower Manhattan Skyline and Fireworks @ Gowanus, Brooklyn, NYC (license)

 
Comments

花火といい、ロブスターといい、なんと贅沢で幸せそうなこと。

ロスファロレスの新井さんがアッコに連絡とりたいんだって。
私も会いたいがね。
キッズファッションにキャリアチェンジらしいね。
孫が出現して俄然きょうみあるわ。

アッコが元気にしてて嬉しでございます。

Comments are closed.