ニューヨークからプロライター達がお送りする、「ここだけ」のおもしろ情報。

長男の大学受験迫る、の巻

On: ヒトコの小径

夏休みが近づいてきた。

私はなぜか、そわそわどきどき。
この胸騒ぎは一体何?

と思うのだけれど、特に目立った理由もなし。

なんでだろう?

とっても楽しみにしている夏休みなので、ワクワクルンルンでもいいのに、なんだか落ち着かない。
やらなければいけないことは山積みなことは確かだが、それは、毎度のことだから、慣れているはずなのにな。

なんか忘れてないかな?
と書き出してみた。

  • 長男の歯医者(予約する)
  • 次男と長女のドクター(予約する)
  • 次男のSAT(キャンセルと名前変更)
  • 長男のACTとAPテスト再受講(確認する)
  • 長女のブラックベルト昇進の向けての親の必須プロジェクト
  • 長女のバースデイパーティー準備
  • 友人のベイビーシャワー用カード&ギフト
  • ボスのウェディングお祝いカード
  • 長女のサマーキャンプ(登録確認)
  • 次男のサマーキャンプの持って行くもの用意
  • 夏休みの日本帰国準備(とりあえずはパスポートだけあれば可)
  • 長男の進路決定(大学受験準備)

などなど。

全然大した内容じゃなくて、やれば、すぐできるものばかり(w)。

そわそわしたりする必要なんて一つもない。
いや、よく見るとあった。

最後の長男の進路決定っていうの。
これがやっぱり頭が痛いんだ。

長男は、この秋からとうとう高校最後の年(シニア)を迎える。

成長の喜びよりも、大学どうするの?!って感じ。

ジュニア(3年生)の夏休みは、本当なら、カレッジツアーで候補の大学訪問で、全米を回ったりする。

私たちの場合は、夏休みはできそうにないので、春休みに、そういうことしようかなと思ったのだけれど、本人は、イマイチまだそこまでたどり着いていないらしかった。

「やっぱり、カリフォルニアでスケボー文化を極めたいな〜 🎶
でも、ファッションも好きだから、ニューヨークでもいいなぁ?ね?マミー? 💗
あ〜、コロラドの大学で自然環境などを勉強するのもかっこいいかも〜、どう思う?」

どう思うって、私が勉強するわけじゃないんだから、そんなのわからない。

それでも一応、親としては、カリフォルニアとか言われたら、カリフォルニアの友人に連絡して、下宿させてもらえるかどうか聞いてみたり、ニューヨークになるんだったら、父親が税金払ってるはずなんで「レジデンス」としてみなしてもらえるかな?などなど、真剣に考えたりニューヨークの親戚に相談したりもしたんだから。

アメリカの教育制度は素晴らしいと思うけれども、教育費は本当にバカ高い

だからと言って支払いを拒否したりしていたら、社会でも埋もれてしまう。

オバマ大統領だって、

「A good education is no longer just a pathway to opportunity–it is a prerequisite.」

ときっぱり言っている(オバマの長女は、ハーヴァード大学への進学が決まっているらしい。凄いなあ、やっぱり…)。

私が卒業したニューヨークのアートスクールにしてもワンセメスターで当時(もう20年ぐらい前の話だが)7000ドルぐらいだったのを覚えている。それがセメスターが始まる前に、一気に銀行から引き下ろされたわけで、貧乏学生だった私にとっては(バブル時に東京で稼いだお金を留学費用に充てていた)、銀行の口座で引き落としが確認される度に、胸がえぐられるような気分になった。

その大学の学費も今や、倍以上に跳ね上がっている。年間で、3万ドル以上だというのだから、恐ろしい(いや、そんな私立の大学を自分の力で卒業したんだから、むしろとっても誇らしい!)。

いろいろ問題視されているスチューデントローンだってできれば避けて通れればその方がいいに決まっているし、そうなると、奨学金が取れるか、または、親の経済力にかかってくるわけで、数年前からずっと頑張って来たもの、それでもやはり私にも限界はある

ああ、困ったなー。
宝くじとかに当たらないかな。

が、結局は、親の苦労も知らず、まだまだ夢を見ている段階で、具体的に何を勉強したいのか、決まっていない様子だった。

とにかく彼は、スケボー命。

時間があったら、スケートパークへ直行している。

高校に入学したと同時に痛めてずっと戦っていた腰や膝の故障から立ち直り、3年生になってやっと再び思い切りスケボーができるようになった幸せを噛みしめているのはいいのだけれど、いい加減、しっかり進路を定めないと高校生活も終わっちゃうよっ!

現に、今この原稿を書いている時も、ちょっと息抜きで、大学のいろいろなサイトをブラウズしていたら

「マミー、今日は学校終わったらそのまま隣町の新しいスケートパークにみんなで行ってくるからね!
8時半頃帰る〜 🎶」

とテキストが来た。

え?
こっちが仕事中合間を見て、いろいろリサーチしてあげてるのに、なんで遊び呆けてるのかな?

家に帰ったら得た情報について話をしてあげよう、と思っていたのに、いつも彼は忙しくてそれどころではない。
(つまり、来月受け直す予定のテストだって、しっかりと申し込みができているのかなども確認できてない)

3月にとうとう車の本免許を取得したので、待ってましたとばかりに、家になんていないんだから。

送り迎えがいらないというのは、ある意味助かっているが、当分、そういう生活が続きそうで、本腰かけて大学受験のエンジンはかかりそうにない。

家にいる時は、バスルームで鼻歌まじりにシャワーを浴びているか、キッチンで何か夜食をむさぼっているかのどちらか。

私と目が合ったと思ったら

「Mommy, I love you!」

と、ハグして来る。

シニアになったら、勉強よりも実際の大学受験の書類準備などで忙しくなるようで、その前のジュニアのこの一年が、一番アカデミック的には、頑張らないといけない年だったのに、この能天気さは、一体誰に似たのだろう?

こういうのをやる気、ゼロって言うんでしょうか?!

そもそもACT(大学受験生用のスタンダードテスト)を来月お金を払って受け直さなければ行けない理由が

「テスト中、オ◯ッコがまんしてたから、集中できなかった〜」

と言うのだから、あまりのレベルの低さに我が子ながら、目が点になった。

マジで?
なんで、テストの前にトイレに行かないの?

「もう17歳なんだから、自分の人生は自分で決める!」

と、偉そうに言ってるくせに、基本が全然なってない(溜)。

それでも、成績は不思議にもいい方だと思うし、頭はいいのだから、もっとしっかりしたら、もっといい成果が得られるはずなのに、勿体ないなと思う。

残念ながら、アメリカも、日本以上に学歴社会なんだから。

心配のあまり、学校のカウンセラーには、私がいろいろとメールしたりしている。

「アナタのように、親御さんが一生懸命関わることは、お子さんにとっても、とても大切なので、感謝してます。ほにゃらら〜」

と、一応はポジティブ系の内容で返信されてくるが、

「明日、ジャスティンに私のところに来るように伝えてくださいね!ほにゃらら〜」

となるわけで、結局は、やはり本人がやる気にならないとダメですよ、というメッセージはしっかりと伝わってくるわけ。

で、そのメールの内容を彼にそのまま転送し、

明日学校に行ったら

1)カウンセラーに会いに行く
2)各先生に◯◯について聞く
3)APメイクアップテストのスケジュールを聞く

など、To Do リストを製作し、それを実行するように念を押すという毎日が続いている。

KNOWLEDGE IS POWER.
Act Now!

と、彼とすれ違う度に、そうささやく私。

わかってるよ~
ちゃんとやるからぁ~

と言っては、どこかへ行ってしまう。

自分の人生は自分で決めるだとぉ?
おんどりゃ〜。

だったら、しっかりとせいっ!

カウンセラーがいなかった、じゃなくて、見つかるまで探したり、メモを渡したり、電話したりメール出したりしろっつうの。

もー、こういうのって、本当に疲れる。

なんだかすっごいタイガーママのように聞こえるかもしれないが、以前住んでいたニューヨークのママ友曰く

「ウェストチェスター辺りの親は、みーんなアナタと同様。
それはそれは口うるさくかなりインヴォルヴしてる人たち多いよ。
それでないと大学受験なんて、無理だもん。
子どもだけに任せておいたら、願書の締め切りは忘れるは、奨学金申し込みの書類は足りないはで、結局、入れるのも入れないし、もらえるものだってもらえなくなるのよ!」

と言うことだ。

「それにね、願書と一緒に提出するエッセイにしても
夏休み頃から、親がしっかりとチューターつけてやらせないとダメよ!」

と言われている。

同時に、あまりにも口うるさくしすぎると、補習校の宿題と一緒で、課題は終わっていい成績が取れても、親子関係に亀裂が入る、という状態になるらしい。

ふむふむ。
なるほどぉー。

いろいろとそのバランスを保つのが難しいらしい。

それにしても、今年の夏休みは、日本にみんなで帰る予定をしているが、そんなのんきなことを言ってちゃダメかも、ということになってきた。

Ticking ticking….

ああ、この意味もない焦りは、やることやってない長男に対することかも(が、本人は全然そんな風に思ってないんだから、それが一番問題だ)。

6月はじめに予定していたニューヨーク行きも断念することにした。

だって、長男のACTテストがあるもんね。

しっかりと勉強してテストに備えて欲しい。
っていうか、もうここまで来たら、テスト始まる前には、トイレにはしっかり行っておくのよ、と強く確認するのみ。

アメリカの大学は入るのが簡単って誰が言ったのかな?

日本の受験は、もちろん日頃の勉強の積み重ねもあるけれど、テストができるかどうか、受験当日の勝負でもあるような気がするが、アメリカの受験は、テストのスコア、学校の成績は勿論、自己アピール(エッセイ)やコミュニティーサービスなどボランティアなどの課外活動なども評価対象となることも多い。

つまり、高校4年間に何をしてきたかのレポートを願書と一緒に提出して大学側に判断してもらう、ということ。

大人だったらかなりやりがいがあって楽しいことかもしれないが、それを半人前で身も心も未完成の子どもにさせるのだから、プロマネ化している親が疲れないわけはない。

今の時期、子どもの進学先が決まりました〜、というママ友パパ友が多いが、みんなこういうことをやり抜いて来たんだな、と尊敬する(おめでとうございます)。

5月は、アメリカでは卒業のシーズンだ。

長男の受験準備一つについても、こんなにいろいろとあるのだから、数々の試練を乗り越えて無事に卒業式を迎える学生たちにとっても、舞台裏では様々なドラマが繰り広げられているに違いない。

人生は、 ディープ。

どういう状況であれ、家族仲良く平和で健康であればそれでいい、とは思いつつ、来年の今頃は、思いっきり長男の高校卒業を喜んでいたいものだ、と願う。

頑張れ、長男!
私も頑張るから。

上山仁子のHP:http://www.hitoko.com/

上山仁子のブログ:http://ameblo.jp/nymommy/

アメリカノースカロライナと近郊在住日本人による生活娯楽情報発信サイト : http://ノースカロライナ.com/

Photo Credit: New Academic Year in the Renovated Atrium via photopin (license)

 
Comments

たまたまらここにたどり着いたんですがただの子供に対しての愚痴ブログに見えてしまい…。こういうのは子供の目に触れるかもしれないブログではなく自分だけの日記帳にでも書いたほうがよいのではと感じました。自分の親がそうだったから感じるのですが、過干渉で息子さんがかわいそうに思えます。優しい言葉をかけてくれるママ友の言葉だけを聞くのではなく、子供を信じてもう少し大きく構えてあげて欲しいなと思いました。

コメントありがとうございます。そうなんです、私のコーナーは、かなり愚痴ブログっぽい独断と偏見の子育て記事がメインです(w)。でも、意外にも共感してくれるママさんパパさんがいらっしゃるので、そういう方にとっては、情報や経験がシェアできるいい場所になっているかもしれないと思っています。子どものこと気遣っていただきありがとうございます。でも残念ながらうちの子どもたちは、このレベルの日本語は全く読めません(読もうとしない)。一応、子どもにはこういうことを書くといつも話していますが、日本語であれば問題ないと、承諾も得ています。偉そうに細かいことしっかりやっているように書いていますが、実際は子どもは長男だけではないし、自分の仕事もあるので、子育てはかなりズボラだったりします。それでも子どもからは、「いつもありがとう」と言ってもらえるのは、本当にラッキーです。それとママ友の言葉ですが、優しいっていうよりも、「甘いわよ」と警告されているって感じですね(w)。全て子どもが可愛いからです。親ってすごいなと思います。

Comments are closed.