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長女、髪の毛を寄付したよ、の巻

On: ヒトコの小径

11歳の娘が髪の毛を切ると言い出した。

えぇ?
せっかく長く伸ばしていたのに、もったいない。

本当に切りたいの?
いいの?

としつこく確認すると、うん、いいの、とニッコリ答える。

長い髪の毛が好きだと言っていたのに、意外にもあっさりしているので驚いた。

ふーん。
だったらいいけどね。

すると、しばらくしてから

「切った髪の毛を寄付するの」

と言ってきた。

なるほど。
そういうことね。

また、お友達といろいろ計画しているのかな?
それとも自分だけのプロジェクトなのか?

もう中学生(6年生)なので、社会的立場やら自分の中での責任感など、様々な思いがいろいろと芽生えてきているようだ。

今まではチャリティーと言えば、クッキーやブラウニーなどを焼いて売る「ベイクセール」がほとんどだったが、今回は、髪の毛とはね。

長女はかなり大胆なところがある。
我が子ながら、なかなか潔いなと思った(w)。

そうと決まればやることは早い私たち。

バッサリ、11インチ(30センチ近く)、切りました

そういえば、「若草物語」のジョーも、自慢の髪の毛を売って家族のためにお金を工面した、というシーンがあったと思う。

昔は多分、ウィッグと言えば贅沢品であり、それだけ女性は長くて美しい髪であるべきだという社会的見方があったのだと思う。

時代が変わると同じウィッグでも今は、病気や抗がん剤の副作用で髪の毛を失くした人たち用のものの需要が高まってきている。そして、そのようなことであれば、売るよりも寄付をする、と言う人たちが増えてきたわけだ。

長女も誰に聞いたか知らないが、「ウィッグを必要としている子どもたちのために」寄付したい、と言っていた。

情報は、寄付経験済みのお友達からいろいろともらい、結局、以下の3つの中から、長女にどこに寄付したいか選んでもらうことにした。

今まで、彼女のお気に入りチャリティー活動は、地元のアニマルシェルター、「Habitat for Humanity」だったが、また新たなる団体が加わった、ということ。

昨年の12月には、彼女の親友が自分のお誕生日パーティーの際に、バースデイプレゼントを全て「Toys for Tots」へ寄付するというプロジェクトに取り組んでいた。
「Toys for Tots」は、クリスマスプレゼントが買えないご家庭の子どもたちへおもちゃなどを寄付する団体。)

そういうのに影響されたのかもしれない。
みんな偉いね。


何も知らずにとりあえず切ってしまった髪の毛だったが、多くの寄付の条件が10インチ以上というものだった。
11インチ以上あってよかったね。「Pantene」は、8インチから受け付けている。


切った髪の毛は、こうやって両サイドをゴムで結びジップロックなどの入れ物にいれる。
そして、これを封筒に入れて投函すればいいらしい。

美容院によっては、このような髪の毛の寄付と提携しているところもあるので、美容院で切ってもらう時には聞いてみたらいいと思う。

寄付が目的の場合は、カットは無料だったりするそうだ。
そして、勿論、その後の郵送などもサービスでしてくれる。

ちなみに、切り落とした彼女の髪の毛は、ここのサイトで計算したら、120ドルの値打ちだった。

たったあれだけの髪の毛が100ドル以上とは、すごい。
(同じ条件で、ブロンドだったら120ドルが190ドルと跳ね上がっていたのにも、びっくり。)

若草物語のジョーが売りに出したくなるのもわかるような気がする。

なんだか子どものおかげで、私までとってもいいことした気分になれる。

ふむふむ。
よかったね、長女(そして、ありがとう!)。

最近、シャンプーするのも大変だったみたいだし、髪が短くなったら、朝、髪の毛にかける時間も多少は短縮されるかもね。(と言っても、いつも私はまだ寝ているのでよく知らないし、特に問題になっているわけでもないのだけれど)。

実際に髪の毛を切った直後も、全く後悔している節もなく、自分の顔を鏡で見る度に、

「マミー、上手に切ってくれてありがとう〜!
私、この髪の毛、すっごい好きと思う〜!」

と言う長女。

私が13歳ぐらいの時に思いっきり髪の毛を切った時には、かなーり後悔した記憶があるのだけれど、誰に似たのかな、と思う(w)。

決して後ろは振り返らない、とっても前向きな性格なのでした。

子どもの言うことややることには、良しも悪くも驚かされることも多いが、さて、次は一体何をしたいと言ってくるのかな。

楽しみでもあり、ちょっとドキドキすることでもある。

上山仁子のHP:http://www.hitoko.com/

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